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国内市況ニュース

日経平均は140円安と続落、下げ幅縮小も戻り待ちの売りに上値を抑えられる=17日後場

2023-08-17 15:21:00.0

 17日後場の日経平均株価は、前日比140円82銭安の3万1626円00銭と続落して取引を終えた。朝方から、きのうの弱い動きや米国株安から、売りが先行。中国・上海総合指数や香港・ハンセン指数も下落したことから、午前10時36分には、同457円14銭安の3万1309円68銭を付けた。後場に入り、一時、上海総合指数が上昇に転じたことを支えに、下げ幅を62円程度に縮小する場面もみられた。ただ、買い手がかりに乏しいことや、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となったようだ。為替市場では、1ドル=146円40銭前後での小動きが続いた。東証プライムの出来高は13億7326万株、売買代金は3兆2976億円。騰落銘柄数は値上がり561銘柄、値下がり1214銘柄、変わらず60銘柄だった。

 市場では「中国経済の復調が見通しにくいなか、米国でも金融引き締めの継続による経済への影響が懸念され、株価の調整が長引く可能もある」(中堅証券)との慎重な声も聞かれた。

 業種別では、23業種が下落、10業種が上昇した。オリンパス<7733>、HOYA<7741>などの精密機器株や、三井物産<8031>、三菱商事<8058>などの卸売株が下落。日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株や、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株も安い。王子HD<3861>、日本紙<3863>などのパルプ紙株や、ヤマハ<7951>、任天堂<7974>などのその他製品株も軟調。オリエンタルランド(OLC)<4661>、リクルートH<6098>などのサービス株や、7&iHD<3382>、ファーストリテ<9983>などの小売株も弱かった。一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などの銀行株が上昇した。

 個別では、エンプラス<6961>、Appier<4180>、メドピア<6095>、ベース<4481>、ビーロット<3452>などが下落。半面、河西工<7256>、三栄建築<3228>(監理)、イオンファン<4343>、RSTECH<3445>、ビジョン<9416>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社