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国内市況ニュース

日経平均は402円高と大幅続伸し高値引け、東証プライム銘柄の88%が上昇=19日後場

2023-07-19 15:18:00.0

 19日後場の日経平均株価は前日比402円14銭高の3万2896円03銭と大幅続伸し、高値引け。朝方は、買いが先行した。18日の米国株式市場で主要3指数が連日で年初来高値を更新し、円安・ドル高も支えとなった。日経平均は3万2800円台乗せ後に伸び悩む場面もあったが、買い気は根強く持ち直し、大引けにかけて上げ幅を広げた。全般は、値がさ主力株を中心に広範囲に物色された。

 日経平均プラス寄与度では、ファストリテ<9983>の49円弱を筆頭に東エレク<8035>が34円強、ソフバンG<9984>が32円強と続いた。東証業種別株価指数は全33業種が上昇し、値上がり率上位には海運、輸送用機器、証券商品先物、鉱業などが並んだ。東証プライム銘柄の88.0%が上昇した。

 東証プライムの出来高は12億4033万株、売買代金は3兆2189億円。騰落銘柄数は値上がり1615銘柄、値下がり179銘柄、変わらず41銘柄。

 市場からは「引けにかけての切り返しは、短期筋の買い戻しが主体とみられる。ただ、決算にしても、来週の日米金融イベントにしても、結果が確認できるまでは上値は買えない」(準大手証券)との声が聞かれた。

 業種別では、川崎汽<9107>、商船三井<9104>、郵船<9101>などの海運株が堅調。日産自<7201>、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株や、野村<8604>、大和証G<8601>、SBI<8473>などの証券商品先物株も買われた。INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株も引き締まり、住友不<8830>、三井不<8801>、菱地所<8802>などの不動産株も高い。第一三共<4568>、アステラス薬<4503>、エーザイ<4523>などの医薬品株や、三井物産<8031>、三菱商<8058>、住友商<8053>などの卸売株も値を上げた。

 個別では、ムゲンエステ<3299>がストップ高となり、ヨシムラFH<2884>、TBK<7277>などの上げも目立った。半面、ファーマF<2929>、HIOKI<6866>、Gunosy<6047>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社