ウエルスアドバイザーYouTubeチャンネル かんたんファンド検索 詳細条件でファンドを検索 ファンドの見直し

国内市況ニュース

日経平均が105円安と続落、朝高後に下げ転換し落ち着きどころを探る展開=8日後場

2023-11-08 15:23:00.0

 8日後場の日経平均株価は、前日比105円34銭安の3万2166円48銭と続落して取引を終えた。朝方は、きのう下落した反動や、現地7日の米国株式が上昇したことを支えに買いが先行した。ただ、3万2500円近辺は、10月12−13日に押し戻されていた水準だけに、上値を抑えられる格好だった。後場に入り、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ転換。午後零時55分には、同222円48銭安の3万2049円34銭と、きょうの安値を付けた。その後は、下げ渋る動きをみせるなど、落ち着きどころを探る展開となった。東証プライムの出来高は22億1730万株、売買代金は4兆8165億円。騰落銘柄数は値上がりが404銘柄、値下がりが1227銘柄、変わらず28銘柄だった。

 市場では「きょうの日中値幅は460円強となり値動きの荒い展開が続いたが、急変動に備えポジションには余裕を持っておきたい」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち25業種が下落、8業種が上昇した。出光興産<5019>、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株や、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株が下落。王子HD<3861>、日本紙<3863>などのパルプ紙株や、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などの銀行株も安い。東電力HD<9501>、東ガス<9531>などの電気ガス株や、第一生命HD<8750>、東京海上<8766>などの保険株も軟調。日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株や、三井金属<5706>、住友鉱<5713>などの非鉄金属株も弱かった。一方、タカラトミー<7867>、任天堂<7974>などのその他製品株が上昇した。

 個別では、パイロット<7846>、ライオン<4912>、東海カーボン<5301>、東和銀行<8558>、オエノンHD<2533>などが下落。半面、シミックHD<2309>(監理)、ティラド<7236>、横河電機<6841>、中越パルプ<3877>、マツダ<7261>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社