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国内市況ニュース

日経平均は106円安、先物主導の展開続き下げ渋る動きも=20日後場

2024-02-20 15:23:00.0

 20日後場の日経平均株価は、前日比106円77銭安の3万8363円61銭と続落。TOPIX(東証株価指数)は同7.39ポイント安の2632.30ポイントと4日ぶりに反落して取引を終えた。朝方は買いが先行したが、株価指数先物主導で乱高下した。後場に入り、売りが優勢となり日経平均は午後零時38分に、同182円34銭安の3万8288円04銭を付けた。その後は下げ渋る動きがみられ、取引終了近くには、先物に断続的な買いが入り下げ幅を縮小するなど、先物主導の展開が続いた。東証プライム市場の出来高は16億1113万株、売買代金は4兆4390億円。騰落銘柄数は値上がりが702銘柄、値下がりは899銘柄、変わらずは56銘柄。

 業種別では、33業種のうち25業種が下落、8業種が上昇した。第一生命HD<8750>、東京海上<8766>などの保険株や、王子HD<3861>、日本紙<3863>などのパルプ紙株が下落。ニッスイ<1332>、マルハニチロ<1333>などの水産農林株や、大和証G<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株も安い。オリエンタルランド(OLC)<4661>、リクルートH<6098>などのサービス株や、三井物産<8031>、三菱商事<8058>などの卸売株も軟調。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などの銀行株や、オリックス<8591>、JPX<8697>などのその他金融株も弱かった。一方、SMC<6273>、ダイキン<6367>などの機械株や、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が上昇。武田薬<4502>、中外薬<4519>などの医薬品株や、日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株が高かった。

 個別では、三井ES<7003>、平和堂<8276>、静岡ガス<9543>、TDCソフト<4687>、楽天グループ<4755>などが下落。半面、スノーピーク<7816>、佐鳥電機<7420>、日東紡<3110>、サンアスタ<4053>、ニーズウェル<3992>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社