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投資信託講座

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 投資信託を換金する 投資信託の換金実践

■ 売るときに基準価額から信託財産留保額が引かれるってホント?


 投資信託の解約申込をしたけれど、投資信託はいくらで売れるのでしょうか?


投資信託を売るときの値段は、基準価額から信託財産留保額を差し引いた金額です。

 投資信託を売ったときの値段は、翌朝の新聞や運用会社のホームページなどで調べることができますが、信託財産留保額がかかる投資信託の場合、基準価額から信託財産留保額を差し引いたものが投資信託を売るときの値段(これを「解約価額」といいます)になります。信託財産留保額がかかるかどうかがわからない場合は、投資信託説明書で確認することができます。


●信託財産留保額ってなに?
投資信託を換金するときには、解約時手数料とは別に一定の金額が徴収される場合がありますが、この金額を「信託財産留保額」または「信託財産留保金」といいます。信託財産留保額は解約時手数料と違い、販売会社が受け取るのではなく投資信託の財産に組み入れられます。詳しくは■投資信託の費用は?で紹介しています。

 さて、投資信託を売った場合の手取り額はいくらになるのでしょうか?


手取り金額=(解約価額−解約時手数料−税金)÷基準価額の口数単位×解約口数
 *基準価額の口数単位には1口1円の投資信託の場合は10,000、1口1万円の場合は1が入ります。

 信託財産留保額以外にも一部の投資信託では、買うときに手数料を徴収せずに、売るときに手数料を徴収する場合があります。この手数料を「解約時手数料」といいます。また、「個別元本」(平均購入単価に近いもの。詳しくは関連ページで説明しています)よりも解約価額が高い場合は、税金が差し引かれます。これらの金額に解約口数をかけることで手取り金額を計算することができます。


 自分で計算するのが面倒な人は、投資信託を売ったときの値段や手取り額は、「取引報告書」で確認することができます。解約の申込をした数日後に郵送で届きますので、こちらを参考にしましょう(インターネット取引サービスなどの場合は、電子書類での報告となり、郵送で届かない場合があります)。