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■ 投資信託を売るときの値段は?


 投資信託を売るときの値段は決まっているのでしょうか?いくらで売れるか、あらかじめわかるものなのでしょうか?


(1) 投資信託の売却価額は事後的に決まります。
(2) 投資信託を売った値段は、申し込んだ翌日以降に販売会社、運用会社や、一部の新聞などで確認できます。


(1) 投資信託を売るときの値段
 投資信託を売るときの値段は、解約を申し込んだ時点ではまだ決まっていません。そのため、投資信託の売るときの値段は事後的にわかることになります。これを「ブラインド方式」といいます。

 通常、投資信託の解約の受付は午後3時で締め切られ、その値段は、申込当日の証券取引所が終了した後に計算される基準価額がベースにされます。もっとも解約の受付時間は、投資信託や販売会社によって異なることがあるため、事前の確認が必要です。購入した販売会社に問い合わせておきましょう。

 また、投資信託のなかには、時差の関係で、当日ではなく翌日(休日の場合は次の平日)の基準価額をベースにする場合があります。そうなると解約代金が支払われる日も1日ずれますので、投資信託説明書であらかじめ確認することが必要です。


「ブラインド方式」のブラインドとは「目に見えない」という意味です。なぜ「ブラインド方式」なのかというと、売る前に値段がわかることで、売る投資家とまだ持っている投資家の間に不公平が生じる可能性があるからです。


(2) 売ったときの値段の確認方法
 投資信託を売ったときの値段は、解約を申し込んでから数日後に郵送で届く「取引報告書」で確認することができます。(インターネット取引サービスなどの場合は、電子書類での報告となり、郵送で届かない場合があります。)また、早く知りたい場合には、解約の申し込み日の翌日(一部の投資信託は翌々日、休日の場合は次の平日)に、販売会社に直接確認することができます。販売会社や運用会社に電話で問合せしてみたり、販売会社や運用会社のホームページ、解約の申し込み日翌朝の新聞などを見てみましょう。

 なお、信託財産留保額がかかる投資信託の場合、売るときの値段は、基準価額から信託財産留保額を引いた基準価額になります。詳しくは次のページをご覧ください。