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国内市況ニュース

日経平均は166円高、短期的な過熱感や連休控えで手じまい売りも=9日前場

2024-02-09 11:59:00.0

 9日前場の日経平均株価は、前日比166円63銭高の3万7029円91銭と続伸。TOPIX(東証株価指数)は同0.43ポイント安の2562.20ポイントと、小幅ながら3日ぶりに反落した。きのう8日の強い地合いや米国株高を背景に、朝方から買いが先行。日経平均は午前9時44分に、同423円98銭高の3万7287円26銭と、取引時間中としては1990年2月20日以来、33年11カ月ぶりに3万7000円台を回復した。その後は、短期的な過熱感や3連休前ということもあり、手じまい売りが優勢となったもよう。東証プライム市場の出来高は11億9783万株、売買代金は3兆2627億円。騰落銘柄数は値上がりの690銘柄に対し、値下がりは913銘柄と値上がりよりも多く、変わらずは52銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち16業種が上昇、17業種が下落した。UACJ<5741>、古河電工<5801>などの非鉄金属株や、ニトリHD<9843>、すかいらくH<3197>などの小売株が上昇。SUMCO<3436>、LIXIL<5938>などの金属製品株や、スクエニHD<9684>、ソフバンG<9984>などの情報通信株も高い。AGC<5201>、太平洋セメ<5233>などのガラス土石株や、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株も堅調。出光興産<5019>、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株や、みずほリース<8425>、JPX<8697>などのその他金融株もしっかり。一方、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株や、帝人<3401>、東レ<3402>などの繊維株、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株が安い。

 個別では、フジクラ<5803>、東亜建設<1885>、ミズノ<8022>、日金銭<6418>、フジシール<7864>などが上昇。半面、リログループ<8876>、富士製薬<4554>、Ubicom<3937>、ネクソン<3659>、KLab<3656>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社