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日経平均は298円安と大幅反落、米長期金利上昇を警戒―値がさ主力株中心に軟調=26日前場

2023-09-26 11:47:00.0

 26日前場の日経平均株価は前日比298円77銭安の3万2379円85銭と大幅反落。朝方は、売りが先行した。時間外取引で米長期金利が一段と上昇し、警戒された。先物売りを交えて日経平均は下げ幅を拡大し、一時3万2366円23銭(前日比312円39銭安)まで下落した。いったん下げ渋ったが、戻りは限定され、前引けにかけて安値圏で停滞した。米株指数先物の次第安も重しとなった。全般は、半導体関連など値がさ主力株を中心に軟調となり、指数を圧迫した。

 日経平均マイナス寄与度では、東エレク<8035>の73円強を筆頭にアドバンテスト<6857>が27円強、ファストリテ<9983>が25円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、電機、輸送用機器、機械、医薬品など24業種が値下がりし、保険、電気・ガス、海運など9業種が値上がりした。東証プライム銘柄の67.8%が下落した。

 東証プライムの出来高は6億2155万株、売買代金は1兆5580億円。騰落銘柄数は値上がり517銘柄、値下がり1245銘柄、変わらず74銘柄。

 業種別では、TDK<6762>、ファナック<6954>、ソニーG<6758>、スクリン<7735>などの電機株が軟調。日産自<7201>、トヨタ<7203>、三菱自<7211>、マツダ<7261>などの輸送用機器株も売られた。ダイキン<6367>、クボタ<6326>、SMC<6273>などの機械株や、エーザイ<4523>、第一三共<4568>、住友ファーマ<4506>などの医薬品株も安い。SUMCO<3436>、洋缶HD<5901>などの金属製品株も値を下げ、住友不<8830>、東建物<8804>、東急不HD<3289>などの不動産株もさえない。

 半面、T&DHD<8795>、かんぽ生命<7181>、東京海上<8766>などの保険株が堅調。関西電力<9503>、中部電力<9502>、四国電力<9507>などの電気・ガス株も高く、商船三井<9104>、郵船<9101>などの海運株も引き締まった。

 個別では、インフォMT<2492>、SREHD<2980>、メック<4971>などが値下がり率上位。半面、楽天銀行<5838>、力の源HD<3561>、伊藤忠食品<2692>などの上げが目立った。

提供:ウエルスアドバイザー社