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国内市況ニュース

日経平均は82円高と反発、米株高で買い先行―旅行関連の上げ目立つ=24日前場

2023-04-24 11:45:00.0

 24日前場の日経平均株価は前週末比82円02銭高の2万8646円39銭と反発。朝方は、前週末の米国株高を支えに買いが先行した。伸び悩む場面もあったが、根強い買いに盛り返し、前場中盤には2万8680円65銭(前週末比116円28銭高)まで値を上げた。その後は前引けにかけて一服商状となった。なかで、大型連休を控え、旅行関連株の上げが目立った。

 東証業種別株価指数(全33業種)では、空運、陸運、医薬品など26業種が値上がりし、海運、鉄鋼、非鉄金属など7業種が値下がりした。東証プライム銘柄の70.9%が上昇した。

 東証プライムの出来高は4億1608万株、売買代金は1兆397億円。騰落銘柄数は値上がり1303銘柄、値下がり432銘柄、変わらず101銘柄。

 市場からは「ゴールデンウイーク期間中の新幹線予約回復などで旅行関連株が買われ、循環物色が続いている。今週後半から3月期の決算発表が本格化するが、企業の株価意識改革が期待され、下値は堅いとみられる」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、ANA<9202>、JAL<9201>などの空運株や、JR西日本<9021>、JR東海<9022>、小田急<9007>などの陸運株が堅調。中外薬<4519>、小野薬<4528>、大塚HD<4578>などの医薬品株も高い。ソフバンG<9984>、NTTデータ<9613>、コナミG<9766>などの情報・通信株や、三井不<8801>、東建物<8804>などの不動産株も値を上げた。テルモ<4543>、オリンパス<7733>、セイコーG<8050>などの精密株も引き締まった。

 半面、川崎汽<9107>、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が下落。JFEHD<5411>、日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>、東製鉄<5423>などの鉄鋼株や、住友鉱<5713>、大阪チタ<5726>、UACJ<5741>などの非鉄金属株も安い。

 個別では、DDHD<3073>、ひらまつ<2764>、東名<4439>などが値上がり率上位。半面、東製鉄<5423>、合同鉄<5410>、リソー教育<4714>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社