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日経平均は154円高と続伸も、戻り待ちの売りに押され上げ幅縮小=29日前場

2023-06-29 11:54:00.0

 29日前場の日経平均株価は、前日比154円50銭高の3万3348円49銭と続伸して取引を終えた。きのう28日の強い動きを維持し、円安を背景に朝方から買いが先行。買い一巡後は、もみ合う場面もみられたが、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ幅を拡大。午前10時52分には、同333円99銭高の3万3527円98銭を付けた。その後は、戻り待ちの売りに押され、上げ幅を縮小した。東証プライムの出来高は8億8145万株、売買代金は1兆9170億円。騰落銘柄数は値上がり854銘柄、値下がり912銘柄、変わらず61銘柄だった。

 市場では「日経平均株価は、25日移動平均線にタッチした格好で戻りを試す展開となったが、リバウンド狙いの買いが入る一方、ETF(上場投資信託)の分配金をねん出する売りが警戒され、値動きが粗くなる可能性もあり注意したい」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、11業種が上昇、22業種が下落。オリンパス<7733>、HOYA<7741>などの精密機器株や、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などの銀行株が上昇。イビデン<4062>、富士通<6702>などの電気機器株や、河合楽<7952>、任天堂<7974>などのその他製品株も高い。SMC<6273>、ダイキン<6367>などの機械株や、古河電工<5801>、住友電工<5802>などの非鉄金属株も堅調。7&iHD<3382>、ファーストリテ<9983>などの小売株や、三菱地所<8802>、住友不<8830>などの不動産株もしっかり。一方、王子HD<3861>、日本紙<3863>などのパルプ紙株が安い。

 個別では、ハローズ<2742>、レオパレス<8848>、酉島製<6363>、トリケミカル<4369>、瑞光<6279>などが上昇。半面、そーせい<4565>、テスHD<5074>、ウイルプラス<3538>、AndDo<3457>、エプコ<2311>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社