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日経平均は４９銭高と小幅に３日続伸、下げ渋りから前場終了時に上げ転換＝２２日前場

2023-06-22 11:59:00.0

　２２日前場の日経平均株価は、前日比４９銭高の３万３５７５円６３銭と小幅に３日続伸して取引を終えた。午前９時１８分には、同６６円３２銭高の３万３６４１円４６銭を付けている。朝方は、現地２１日の欧米株式が下落したこともあり、売りが先行。戻り待ちの売りに押される中、半導体関連など指数寄与度の高い銘柄が軟調に推移したこともあり、安い時間帯が長く続いたが、徐々に下げ渋る動きとなり、前場終了時に小幅高に転じた。東証プライムの出来高は７億３１２６万株、売買代金は２兆３６４億円。騰落銘柄数は値上がり１１３０銘柄、値下がり６２７銘柄、変わらず７６銘柄だった。

　市場では「日経平均は１９日に直近高値となる３万３７７２円８９銭を付けた後は、やや上値が重いようだ。月末にかけてリバランスの動きが見込まれ日柄調整となることも想定される」（中堅証券）との声が聞かれた。

　業種別では、２９業種が上昇、４業種が下落。三井物産<8031>、三菱商事<8058>などの卸売株や、ＩＮＰＥＸ<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株が上昇。クレセゾン<8253>、オリックス<8591>などのその他金融株や、三菱ＵＦＪ<8306>、三井住友<8316>などの銀行株も高い。第一生命ＨＤ<8750>、東京海上<8766>などの保険株や、出光興産<5019>、ＥＮＥＯＳ<5020>などの石油石炭製品株も堅調。東電力ＨＤ<9501>、東ガス<9531>などの電気ガス株や、王子ＨＤ<3861>、日本紙<3863>などのパルプ紙株もしっかり。一方、テルモ<4543>、ＨＯＹＡ<7741>などの精密機器株が安い。

　個別では、テスＨＤ<5074>、インフォＭＴ<2492>、ファーマＦ<2929>、エフオン<9514>、マネックスＧ<8698>などが上昇。半面、ソシオネクス<6526>、ＪＮＳ<3627>、ネットプロテ<7383>、アドバンテス<6857>、ＦＵＪＩＭＩ<5384>などが下落している。

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