国内市況ニュース

日経平均は６６円安と続落、下げ幅縮小で値上がり銘柄数が１０００超＝２７日前場

2023-04-27 11:45:00.0

　２７日前場の日経平均株価は、前日比６６円５２銭安の２万８３４９円９５銭と続落して取引を終えた。きのう２６日の軟地合いを受け朝方から売りが先行。午前９時２１分には、同１７４円８０銭安の２万８２４１円６７銭を付けた。その後、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることを支えに、下げ幅を縮小する動きをみせるなど、底堅く推移した。為替市場ではドル・円相場が、１ドル＝１３３円５０銭近辺と、足元ではもみ合い。東証プライムの出来高は４億６０７２万株、売買代金は１兆１６９１億円。騰落銘柄数は値上がり１００３銘柄、値下がり７１６銘柄、変わらず１１５銘柄だった。

　市場では「日経平均株価は２５日移動平均線近辺まで押すことも想定されたが、下げ渋る動きをみせたことから、底堅く推移しそうだ」（中堅証券）との声が聞かれた。

　業種別では、１５業種が下落し、１８業種が上昇。大和証Ｇ<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株や、ＪＡＬ<9201>、ＡＮＡ<9202>などの空運株が下落。ＪＲ東日本<9020>、ＪＲ東海<9022>などの陸運株や、三菱倉<9301>、上組<9364>などの倉庫運輸株も安い。郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株株や、武田薬<4502>、アステラス薬<4503>などの医薬品株も軟調。ＩＮＰＥＸ<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株や、オリンパス<7733>、ＨＯＹＡ<7741>などの精密機器株も弱い。一方、浜ゴム<5101>、ブリヂス<5108>などのゴム製品株が高い。

　個別では、アドバンテス<6857>、フューチャー<4722>、ピーシーエー<9629>、トランコム<9058>、ユアテック<1934>などが下落。半面、いなげや<8182>、山洋電気<6516>、東海理化<6995>、野村マイクロ<6254>、フィードワン<2060>などが上昇している。

提供：ウエルスアドバイザー社