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日経平均は34円高と小幅に4日続伸、3日連続で年初来高値を更新―連休など控え上値重い=2日後場

2023-05-02 15:14:00.0

 2日後場の日経平均株価は前日比34円77銭高の2万9157円95銭と小幅に4営業日続伸。3営業日連続で年初来高値を更新した。朝方は、円安・ドル高を受けて買いが先行し、2万9278円80銭(前日比155円62銭高)と高く寄り付いた。ただ、きのうまでの連日の年初来高値更新で利益確定売りも出やすく、一巡後は下げに転じ、前場終盤には2万9083円13銭(同40円05銭安)まで軟化した。後場は、再度プラス圏に持ち直したが、戻りは限定され、大引けにかけて上値が重くなった。半導体関連株などが高く指数を支えたが、あすからの5連休や、FOMC(米連邦公開市場委員会、2−3日開催)などの重要イベントを控え、買いは鈍った。

 日経平均プラス寄与度では、アドバンテスト<6857>の25円強を筆頭に東エレク<8035>が23円強、第一三共<4568>が8円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、不動産、証券商品先物、海運など25業種が値下がりし、精密、医薬品、電機など8業種が値上がりした。東証プライム銘柄の60.8%が下落した。

 東証プライムの出来高は10億3952万株、売買代金は2兆6675億円。騰落銘柄数は値上がり623銘柄、値下がり1115銘柄、変わらず96銘柄。

 業種別では、HOYA<7741>、オリンパス<7733>、タムロン<7740>などの精密株が堅調。中外薬<4519>、第一三共<4568>、協和キリン<4151>などの医薬品株も高く、TDK<6762>、ルネサス<6723>、太陽誘電<6976>などの電機株も買われた。ネクソン<3659>、コナミG<9766>、NTT<9432>などの情報通信株も値を上げ、石油資源<1662>、三井松島HD<1518>などの鉱業株も引き締まった。

 半面、三井不<8801>、三菱地所<8802>、住友不<8830>などの不動産株が軟調。野村<8604>、大和証G<8601>、マネックスG<8698>などの証券商品先物株も安い。商船三井<9104>、ユナイテド海<9110>などの海運株や、オリックス<8591>、三菱HCキャ<8593>などのその他金融株も値を下げた。キッコーマン<2801>、カゴメ<2811>、ニチレイ<2871>などの食料品株も売られた。

 個別では、イビデン<4062>、KeePer<6036>、BEENOS<3328>などが値上がり率上位。半面、リケンテクノ<4220>、ニッカトー<5367>、MSOL<7033>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社