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国内市況ニュース

日経平均は868円安と大幅反落、TOPIXとともに今年最大の下げ=11日後場

2024-03-11 15:26:00.0

 11日後場の日経平均株価は、前週末比868円45銭安の3万8820円49銭と大幅に反落した。TOPIX(東証株価指数)が同59.97ポイント安の2666.83ポイントと大きく反落。日経平均株価は前週7日、TOPIXは1月26日の下げ幅を超え、今年最大となった。両指数ともに、現地8日の米国株式市場で、半導体関連株が軟調に推移し、NYダウやナスダック総合指数が下落した動きを受け、朝方から売りが先行した。外国為替市場で1ドル=146円台の半ばまで、円高方向に振れたことも重しとなった。後場に入り日経平均は下げ幅を拡大し午後1時52分に、同1192円28銭安の3万8496円66銭を付けた。その後は下げ渋る格好となり、取引終了にかけ下げ幅を縮小した。

 プライム市場の出来高は20億2854万株、売買代金は5兆2687億円。騰落銘柄数は値上がり232銘柄に対し、値下がりは1397銘柄と8割を超えた。変わらずは27銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち31業種が下落、2業種が上昇した。INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株や、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などの銀行株が下落。大和証G<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株や、日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株も安い。SMC<6273>、ダイキン<6367>などの機械株や、出光興産<5019>、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株も軟調。三井物産<8031>、三菱商事<8058>などの卸売株や、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株も弱い。一方、王子HD<3861>、日本紙<3863>などのパルプ紙株や、大日印<7912>、任天堂<7974>などのその他製品株がしっかり。

 個別では、三井ES<7003>、さくら<3778>、シーイーシー<9692>、チェンジHD<3962>、フリービット<3843>などが下落。半面、ソースネクス<4344>、インフォコム<4348>、丹青社<9743>、TDCソフト<4687>、gumi<3903>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社