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日経平均は984円安と大幅反落、半導体軟化で波乱、プライム値下がり数は8割超=11日前場

2024-03-11 11:47:00.0

 11日前場の日経平均株価は、前週末比984円84銭安の3万8704円10銭と大幅に反落。TOPIX(東証株価指数)も同61.43ポイント安の2665.37ポイントと反落した。取引時間中に3万8000円台となるのは、2月29日以来、7営業日ぶり。現地8日の米国株式市場で、半導体関連株が軟調に推移し、NYダウやナスダック総合指数が下落した動きを受け、朝方から、売りが先行した。売り一巡後も、外国為替市場で1ドル=146円台の半ばまで、円高方向に振れたことから、輸出関連銘柄を中心に軟調な展開を強いられた。日経平均株価は午前11時1分に、同990円72銭安の3万8698円22銭を付ける場面があった。東証プライム市場の出来高は10億61万株、売買代金は2兆5774億円。騰落銘柄数は値上がり225銘柄に対し、値下がりは1415銘柄と8割を超えた。変わらずは15銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち31業種が下落、2業種が上昇した。INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株や、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などの銀行株が下落。トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株や、SMC<6273>、ダイキン<6367>などの機械株も安い。大和証G<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株や、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>などの電気機器株も軟調。三井物産<8031>、三菱商事<8058>などの卸売株や、クレセゾン<8253>、オリックス<8591>などのその他金融株も弱い。一方、王子HD<3861>、日本紙<3863>などのパルプ紙株や、大日印<7912>、任天堂<7974>などのその他製品株がしっかり。

 個別では、チェンジHD<3962>、三井ES<7003>、シーイーシー<9692>、フリービット<3843>、ベステラ<1433>などが下落。半面、ソースネクス<4344>、インフォコム<4348>、丹青社<9743>、TDCソフト<4687>、エイチーム<3662>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社