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日経平均は１１３円高と５日続伸、一時弱含むも引き締まる＝１５日前場

2023-06-15 11:48:00.0

　１５日前場の日経平均株価は、前日比１１３円１５銭高の３万３６１５円５７銭と５日続伸して取引を終えた。午前１０時３分には、同１５７円３３銭高の３万３６５９円７５銭を付ける場面もみられた。朝方は、連騰の反動で売りが先行した。ただ、買い戻しや押し目を拾う動きなどからプラスに転換した。その後は、いったんは方向感に欠けたが、前場引けにかけて引き締まる格好となった。東証プライムの出来高は７億３１９４万株、売買代金は２兆１１５０億円。騰落銘柄数は値上がり１１６０銘柄、値下がり５８８銘柄、変わらず８５銘柄だった。

　市場では「日経平均株価は短期的な過熱感が警戒され、押し目を入れる場面もあるとみられるが、循環物色が続きそうだ」（中堅証券）との声が聞かれた。

　業種別では、２７業種が上昇、６業種が下落。大和証Ｇ<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株や、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が上昇。クレセゾン<8253>、オリックス<8591>などのその他金融株や、バンナム<7832>、任天堂<7974>などのその他製品株も高い。三菱倉<9301>、上組<9364>などの倉庫運輸株や、第一生命ＨＤ<8750>、東京海上<8766>などの保険株も堅調。帝人<3401>、東レ<3402>などの繊維株や、ＳＭＣ<6273>、ダイキン<6367>などの機械株もしっかり。一方、武田薬<4502>、エーザイ<4523>などの医薬品株が下落した。

　個別では、ＬｉｎｋＵ<4446>、フジコーポ<7605>、ソシオネクス<6526>、Ｈａｍｅｅ<3134>、ＪＮＳ<3627>などが上昇。半面、ＴＢＡＳＥ<3415>、ブラス<2424>、ＪＰＨＤ<2749>、ＡＲＭ<8769>、ミダックＨＤ<6564>などが下落している。

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