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国内市況ニュース

日経平均は563円高と大幅に4日ぶり反発、プライム銘柄の約9割が値上がり=6日前場

2023-12-06 11:50:00.0

 6日前場の日経平均株価は、前日比563円44銭高の3万3339円26銭と4日ぶりに大幅反発して取引を終えた。きのう5日に大幅下落した反動や、外国為替市場で円がドルに対して円安方向にあることから、買いが先行。心理的なフシ目の3万3000円を回復し、買い戻す動きが強まったもよう。午前11時28分には同567円69銭高の3万3343円51銭を付けるなど、ジリ高基調が続いた。東証プライム市場の出来高は6億5393万株、売買代金は1兆7235億円。騰落銘柄数は値上がりが1463銘柄とプライム市場の約9割を占め、値下がりは162銘柄、変わらず35銘柄だった。

 市場では「きのうきょうと荒い値動きとなったが、8日のメジャーSQ(特別清算指数)値の算出を控え、今後は落ち着きどころを探る展開が見込まれる」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、全33業種が上昇した。東電力HD<9501>、東ガス<9531>などの電気ガス株や、オリンパス<7733>、HOYA<7741>などの精密機器株が高い。ソニーG<6758>、キーエンス<6861>などの電気機器株や、大和証G<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株も上昇。トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株や、三井不<8801>、三菱地所<8802>などの不動産株もしっかり。浜ゴム<5101>、ブリヂス<5108>などのゴム製品株や、三菱倉<9301>、上組<9364>などの倉庫運輸株も堅調だった。

 個別では、TOPPAN<7911>、ウェルビー<6556>、さくら<3778>、東洋炭素<5310>、タムロン<7740>などが上昇。半面、トモニHD<8600>、ユナイテド海<9110>、ジンズHD<3046>、タツモ<6266>、TBASE<3415>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社