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国内市況ニュース

日経平均が376円安と大幅に3日続落、海外株安もあり弱基調が続く=21日前場

2023-09-21 11:57:00.0

 21日前場の日経平均株価は、前日比376円06銭安の3万2647円72銭と大幅に3日続落して取引を終えた。現地20日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、政策金利の来年の見直しが大きく引き上げられ、NYダウ・ナスダック総合指数がともに続落したことから売りが先行。一時下げ渋る場面もみられたが、時間外取引で米株価指数先物が下落し、香港・ハンセン指数や台湾・加権指数も下げている影響を受け、午前11時29分には、同381円10銭安の3万2642円68銭を付ける場面がみられるなど、弱い基調となった。ドル・円相場は、1ドル=148円30銭台ともみ合い。東証プライムの出来高は8億4131万株、売買代金は1兆9811億円。騰落銘柄数は値上がり640銘柄、値下がり1121銘柄、変わらず74銘柄だった。

 市場では「一部の指数寄与度が高い銘柄が下げた影響が大きいが、前週の11−13日にもみ合った水準まで調整したことから、日柄調整となりそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、25業種が下落、8業種が上昇した。オリンパス<7733>、HOYA<7741>などの精密機器株や、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株が下落。ソニーG<6758>、キーエンス<6861>などの電気機器株や、バンナム<7832>、任天堂<7974>などのその他製品株も安い。武田薬<4502>、エーザイ<4523>などの医薬品株や、JR東日本<9020>、JR東海<9022>などの陸運株も軟調。オリエンタルランド(OLC)<4661>、リクルートH<6098>などのサービス株や、DMG森精機<6141>、SMC<6273>などの機械株も弱い。一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などの銀行株が上昇している。

 個別では、JTEC<3446>、フリュー<6238>、アンビス<7071>、サツドラHD<3544>、オープンドア<3926>などが下落。半面、DDグループ<3073>、丸三証券<8613>、楽天銀行<5838>、八洲電機<3153>、マネパG<8732>などが高い。

提供:ウエルスアドバイザー社