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日経平均は１０６円安、売り先行後は下げ渋る＝１０日前場

2024-04-10 11:56:00.0

　１０日前場の日経平均株価は、前日比１０６円８９銭安の３万９６６６円２４銭、ＴＯＰＩＸ（東証株価指数）が同４．７７ポイント安の２７４９．９２ポイントといずれも３日ぶりに反落して取引を終えた。朝方から売りが先行し、日経平均は午前９時５１分に、同２３７円９０銭安の３万９５３５円２３銭を付けた。現地１０日に米３月ＣＰＩ（消費者物価指数）の発表を控えることから、模様眺めムードが広がったが、その後は押し目買いで下げ渋る格好となった。東証プライム市場の出来高は７億２４８３万株、売買代金は１兆９１１５億円。騰落銘柄数は値上がりが９８８銘柄、値下がりは５９０銘柄、変わらずは７４銘柄だった。

　業種別では、３３業種のうち１９業種が下落、１４業種が上昇した。第一生命ＨＤ<8750>、東京海上<8766>などの保険株や、クレセゾン<8253>、オリックス<8591>などのその他金融株が下落。三井物<8031>、三菱商<8058>などの卸売株や、ディスコ<6146>、ＳＭＣ<6273>などの機械株も安い。大和証Ｇ<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株や、三菱ＵＦＪ<8306>、三井住友<8316>などの銀行株も軟調。デンソー<6902>、トヨタ<7203>などの輸送用機器株や、ＫＤＤＩ<9433>、ソフバンＧ<9984>などの情報通信株も弱い。一方、東電力ＨＤ<9501>、東ガス<9531>などの電気ガス株や、三井金<5706>、住友鉱<5713>などの非鉄金属株、信越化<4063>、花王<4452>などの化学株が高い。

　個別では、パルＧＨ<2726>、リソー教育<4714>、イオンＦＳ<8570>、イオンモール<8905>、ユニチカ<3103>などが下落。半面、あみやき<2753>、さくら<3778>、ファインＤ<3649>、北海電<9509>、ネオジャパン<3921>などが買われた。

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