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投資信託講座

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 投資信託の分配金

■ 分配金が出るとその分、基準価額が下がるってホント?


 株式が配当落ちで株価が下がるように、投資信託も分配金が出ると、その値段である「基準価額」は下がります。でもなぜ、分配金が支払われると基準価額は値下がりするのでしょうか?


 その答えは、純資産額と分配金の関係にあります。基準価額は、単なる投資信託の価格(値段)ではありません。投資信託の持っている資産総額(純資産額といいます)を投資信託の口数(投資信託の取引単位)で割った、「1万口当たりの価額(価値)」(もしくは「1口当たりの価額」)が「基準価額」です。


 投資信託の純資産の総額には、運用して得られた利息・配当収入や値上がり益が含まれます。そしてその一部が「分配原資」となり、ここから「分配金」が支払われます。分配金が支払われると純資産額が減少しますので、口数でわった基準価額も値下がりするというわけです。つまり、分配金は、投資信託の資産の一部を受け取っていることになるのです。


 運用によって上がった収益のうち、どの程度を分配金の支払いにあてるか(収益部分を積極的に分配金として出すのか、収益部分を少しずつならして出すのか)といった判断は、投資信託ごとに違います。いずれにせよ、分配金は投資信託の信託財産から支払われていることに変わりはありません。どちらも同じお財布に入っていると考えれば、わかりやすいでしょう。