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国内市況ニュース

日経平均は426円高と高値引け、指数堅調もプライム売買代金は2カ月半ぶり低水準=9日後場

2024-04-09 15:27:00.0

 9日後場の日経平均株価は、前日比426円09銭高の3万9773円13銭と大幅に続伸し、きょうの高値引けで取引を終えた。TOPIX(東証株価指数)も同26.37ポイント高の2754.69ポイントと続伸した。朝方の買いが一巡した後、上値を抑えられる場面もみられたが堅調に推移。午後に入り、植田和男日銀総裁が参議院の財政金融委員会で、「当面は緩和的な市場環境が継続する」と述べた。緩和的な政策の継続が意識され、日経平均は上げ基調を強めた。東証プライム市場の出来高は15億5143万株、売買代金は3兆9596億円。売買代金が4兆円割れとなるのは、1月30日(3兆7547億円)以来。騰落銘柄数は値上がりが1155銘柄、値下がりは441銘柄、変わらずは56銘柄。

 業種別では、33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落した。三井金<5706>、住友鉱<5713>などの非鉄金属株や、三井物<8031>、三菱商<8058>などの卸売株が上昇。JAL<9201>、ANA<9202>の空運株や、三井不<8801>、菱地所<8802>などの不動産株も高い。デンソー<6902>、トヨタ<7203>などの輸送用機器株や、ディスコ<6146>、SMC<6273>などの機械株も堅調。信越化<4063>、日東電<6988>などの化学株や、大和証G<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株もしっかり。一方、日本紙<3863>、大王紙<3880>などのパルプ紙株や、塩野義薬<4507>、第一三共<4568>などの医薬品株、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が安い。

 個別では、リソー教育<4714>、野村マイクロ<6254>、ジャステック<9717>(監理)、さくら<3778>、RSTECH<3445>などが上昇。半面、ローム<6963>、マニー<7730>、北越コーポ<3865>、朝日インテク<7747>、Mラインズ<3901>などが下げた。

提供:ウエルスアドバイザー社