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日経平均は４２円安と続落、騰落銘柄数は８８０前後で拮抗＝８日前場

2023-06-08 11:50:00.0

　８日前場の日経平均株価は、前日比４２円５１銭安の３万１８７１円２３銭と続落して前場の取引を終えた。午前１０時４９分には、同６５円２２銭安の３万１８４８円５２銭を付ける場面もみられた。朝方から、きのう７日に大幅反落した動きが継続し、売りが先行。利益確定売りが優勢で上値の重い展開だった。ただ、今回の上昇の流れに乗り遅れた投資家の買いや、押し目を拾う動きなどもみられ、一時プラス転換する場面もあるなど、方向感に欠ける動きだった。東証プライムの出来高は５億９６１９万株、売買代金は１兆６５１９億円。騰落銘柄数は値上がり８８０銘柄、値下がり８７７銘柄、変わらず７７銘柄だった。

　市場では「あす９日の６月限株価指数先物・オプションに絡んだ売買が中心になっているようだ。踏み上げで上昇してきていただけに、ＳＱ通過後は上値が重くなることも想定される」（中堅証券）との声が聞かれた。

　業種別では、１４業種が下落、１９業種が上昇。オリンパス<7733>、ＨＯＹＡ<7741>などの精密機器株や、ＮＴＴ<9432>、ソフバンＧ<9984>などの情報通信株が下落。オリエンタルランド（ＯＬＣ）<4661>、リクルートＨ<6098>などのサービス株や、バンナム<7832>、任天堂<7974>などのその他製品株も安い。ソニーＧ<6758>、キーエンス<6861>などの電気機器株や、東レ<3402>、ゴールドウイン<8111>などの繊維株も軟調。クレセゾン<8253>、オリックス<8591>などのその他金融株や、三井不<8801>、三菱地所<8802>などの不動産株も弱い。一方、東電力ＨＤ<9501>、中部電力<9502>などの電気ガス株が上昇している。

　個別では、ファーマＦ<2929>、ＨＥＲＯＺ<4382>、ラウンドワン<4680>、シチズン時計<7762>、カプコン<9697>などが下落。半面、エーザイ<4523>、ベネフィット<3934>、サニックス<4651>、サーバーＷ<4434>、ＯＫＩ<6703>などが上昇している。

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