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日経平均は２００円高、米ハイテク株上昇受け堅調に推移、上値は戻り売りも＝１２日前場

2024-04-12 11:53:00.0

　１２日前場の日経平均株価が、前日比２００円０３銭高の３万９６４２円６６銭と３日ぶりに反発。ＴＯＰＩＸ（東証株価指数）も同１７．０６ポイント高の２７６４．０２ポイントと続伸した。朝方から買いが先行し、日経平均は午前９時３分に同３３２円１９銭高の３万９７７４円８２銭を付けた。現地１１日に発表された米３月ＰＰＩ（生産者物価指数）で、根強いインフレが確認されたものの、ハイテク株が堅調な値動きを示し、ナスダック総合指数が終値ベースでの史上最高値を更新したことが、支えとなった。買い一巡後は、戻り待ちの売りに押される場面もみられたが、総じて堅調に推移した。東証プライム市場の出来高は９億６１８万株、売買代金は２兆６６４８億円。騰落銘柄数は値上がりが１０１１銘柄、値下がりは５５６銘柄、変わらずは８５銘柄だった。

　業種別では、３３業種のうち２６業種が上昇、７業種が下落した。三井不<8801>、菱地所<8802>などの不動産株や、ニデック<6594>、東エレク<8035>などの電気機器株が上昇。芙蓉リース<8424>、オリックス<8591>などのその他金融株や、ＡＧＣ<5201>、住友大阪<5232>などのガラス土石株も高い。テルモ<4543>、島津製<7701>などの精密機器株や、王子ＨＤ<3861>、レンゴー<3941>などのパルプ紙株も堅調。花王<4452>、富士フイルム<4901>などの化学株や、アサヒ<2502>、キリンＨＤ<2503>などの食料品株もしっかり。一方、ニトリＨＤ<9843>、ファストリテ<9983>などの小売株や、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が安い。

　個別では、ローツェ<6323>、さくら<3778>、オオバ<9765>、ベルク<9974>、タツモ<6266>などが上昇。半面、新光商<8141>、Ｃ＆Ｒ社<4763>、佐鳥電機<7420>、三井ＥＳ<7003>、Ｓａｎｓａｎ<4443>などが下落した。

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