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国内市況ニュース

日経平均は60円安と続落、値下がり銘柄数は1000超に=11日前場

2023-05-11 11:51:00.0

 11日前場の日経平均株価は、前日比60円14銭安の2万9062円04銭と続落して取引を終えた。きのう10日の弱い動き受け朝方から売りが先行。いったんプラス圏に浮上したものの、買いは続かず、午前9時28分には、同93円47銭安の2万9028円71銭を付ける場面があった。その後、決算を手がかりに個別銘柄に物色の矛先が向かうなか、方向感に欠ける展開となった。為替市場ではドル・円相場が、1ドル=134円10銭台と、朝方からもみ合いが続いている。東証プライムの出来高は6億3591万株、売買代金は1兆4791億円。騰落銘柄数は値上がり698銘柄、値下がり1053銘柄、変わらず81銘柄だった。

 市場では「動きが鈍くなると、利益確定売りに押される展開となっており、当面は、決算発表や、その後の投資評価見直しなどを材料視した売買が中心になりそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、26業種が下落し、7業種が上昇。三井金属<5706>、住友鉱<5713>などの非鉄金属株や、郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が下落。三菱倉<9301>、上組<9364>などの倉庫運輸株や、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株も安い。浜ゴム<5101>、ブリヂス<5108>などのゴム製品株や、三井物産<8031>、三菱商事<8058>などの卸売株も軟調。王子HD<3861>、日本紙<3863>などのパルプ紙株や、ヤマハ<7951>、任天堂<7974>などのその他製品株も弱い。一方、出光興産<5019>、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株が高い。

 個別では、アジアパイル<5288>、セレス<3696>、ファイズHD<9325>、協和キリン<4151>、平河ヒューテ<5821>などが下落。半面、OATアグリ<4979>、じげん<3679>、ミツバ<7280>、スペース<9622>、オカムラ<7994>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社