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国内市況ニュース

日経平均は405円安と大幅に3日続落、下げ渋る動きも積極的な買いはみられず=6日前場

2023-07-06 11:55:00.0

 6日前場の日経平均株価は、前日比405円51銭安の3万2933円19銭と大幅に3日続落し、取引時間中としては6月30日以来、4日ぶりに3万3000円を割り込んだ。現地5日の欧米株式が下落したことを受け、朝方から売りが先行。7・10日の指数連動型ETF(上場投資信託)の決算絡みの売りも警戒され、午前9時8分には、同480円76銭安の3万2857円94銭を付ける場面もみられた。売り一巡後は、下げ渋る動きをみせたものの、積極的な買いはないもよう。東証プライムの出来高は7億4521万株、売買代金は1兆7529億円。騰落銘柄数は値上がり477銘柄、値下がり1298銘柄、変わらず59銘柄だった。

 市場では「心理的なフシ目の3万3000円が意識されているが、米国で現地6日に6月ADP雇用統計と5月貿易収支が、翌日7日には6月雇用統計の発表を控えていることから、積極的には手がけにくい」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、30業種が下落、3業種が上昇。SMC<6273>、ダイキン<6367>などの機械株や、オリックス<8591>、JPX<8697>などのその他金融株が下落。日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株や、バンナム<7832>、任天堂<7974>などのその他製品株も安い。ソニーG<6758>、キーエンス<6861>などの電気機器株や、オリンパス<7733>、HOYA<7741>などの精密機器株も軟調。三井金属<5706>、住友鉱<5713>などの非鉄金属株や、三井物産<8031>、三菱商事<8058>などの卸売株も弱い。一方、三井松島HD<1518>、INPEX<1605>などの鉱業株が上げている。

 個別では、エニカラー<5032>、サンケン<6707>、HEROZ<4382>、楽天銀行<5838>、MSOL<7033>などが下落。半面、エスプール<2471>、三井海洋<6269>、レオパレス<8848>、日清オイリオ<2602>、三桜工<6584>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社