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■ 組み入れている資産の価格は上がっているのに、どうして基準価額は上がらないの?


 組み入れている資産の価格が上がっていても、投資信託の基準価額が下落することがあります。どのようなケースがあるのでしょうか?
 組み入れている資産の価格(株価や債券価格など)が上がっているのに、基準価額が上がらない理由としては、


(1) 分配金の支払いがあった場合
(2) 投資信託の分割が行われた場合
(3) 複数の資産を組み入れた投資信託で、他の資産価格が下落した場合

 などが考えられます。

(1) 分配金の支払いがあった場合
 分配金は基準価額のうち分配可能な部分から支払われます。そのため、分配金が出るとその分だけ基準価額が下落することになります。このような場合、組み入れている株式や債券の価格が上昇しても基準価額は下がる可能性があります。


(2) 投資信託の分割が行われた場合
 投資信託も、株式のように分割が行われることがあります。基準価額が上がってしまった投資信託を、分割によって基準価額を下げることで買いやすくするのです。1口を2口に分割された場合、分割後の基準価額は、分割前の基準価額の2分の1になります。

(3) 複数の資産を組み入れた投資信託で、他の資産価格が下落した場合
 投資信託のなかには、株式や債券など、いくつかの資産を組み合わせるバランス型ファンドがあります。例えば日本株式、外国債券を組み合わせた投資信託で、国内の株式が値上がりしても、円高となって円換算した外国債券の値段がそれ以上に値下がりすれば、思ったよりも基準価額が上がらない可能性があります。