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投資信託講座

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■ 基準価額は、いつチェックすべきなの?


 投資信託の値段である「基準価額」は、運用会社によって毎日算出され、その金額は新聞や運用会社のホームページやウエルスアドバイザーなどの評価機関のホームページで調べることができます。でも、毎日チェックしなくてはならないものでしょうか?


基準価額の動きに一喜一憂する必要はありません。ただ、最低でも1カ月に1回くらいは、基準価額がいくらくらいになっているのか、確認しておきましょう。

 投資信託は、中長期投資に向いた商品なので、必ずしも「基準価額」を毎日チェックして、その上げ下げに一喜一憂する必要はありません。ただ、「基準価額」が大幅に動いた場合は、せっかく決めた資産配分のズレにもつながりかねないため、定期的にチェックすることをおすすめします。その頻度としては、だいたい週に1回、少なくても月に1回は確認したいものです。そして、もとの資産配分から5〜10%近くずれた場合は、多くなった資産を売り、少なくなった資産を買い増しましょう。


 また、相場に大きな変化があった時は、こまめに基準価額のチェックをしたり、それに関連する情報を集めましょう。2015年8月の世界同時株安の時、ある中国株ファンドはわずか5日間で26,767円から21,271円まで約20% 近く下落しました(100万円投資していたら20万円の損!)。この投資信託はその後、中国株相場が上昇に転じたことで値を戻しましたが、想定以上の下落が続いた場合などは、情報収集に専念し冷静に対応するべきでしょう。

 一般的に、基準価額が大きく下落したとき(たいてい社内ルールで「基準価額に対して5%の下落)としているようです)、運用会社で「臨時レポート」が出ます。この「臨時レポート」には、基準価額の下落の理由、その見通しなどが書かれています(詳しくは「臨時レポート」をご覧ください)。運用会社のトップページ(もしくはそれに準ずるページ)に出ていることが多いので、基準価額の大幅な下落時には、チェックしてみましょう。