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ファンドニュース

「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」がつみたてNISA対象ファンドに、26日運用開始

2023/04/26 17:30

 金融庁は25日、日興アセットマネジメントの「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」をつみたてNISA対象ファンドに追加した。同ファンドの追加により、つみたてNISA対象ファンドは、指定インデックス投資信託192本、指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等)27本、上場株式投資信託(ETF)7本の合計226本となる。

 「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」はネット専用の低コスト・ノーロードファンドシリーズ「Tracers」のうちの一本で、本日26日から運用を開始した。日本を含む先進国・新興国の大型株と中型株で構成される「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(税引後配当込み、円換算ベース)」をベンチマークとするインデックスファンドである。信託報酬等(税込)は年率0.05775%と日本を含む全世界株式に投資するインデックスファンド(ETF除く)の中で最安となる。

 つみたてNISA対象ファンドのうち、設定月から2023年3月まで純資金流入が継続しているファンドは38ファンドある。うち、足元(2023年4月25日時点)の純資産残高が大きな5ファンドを見ると、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」(1兆9610億円)、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」(1兆169億円)、「楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・VTI)」(8580億円)、「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・S&P500)」(8540億円)、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド」(4723億円)となった。設定からの月数は順に、57、54、67、43、112カ月である。

 これら5ファンドは、いずれも同じ資産に投資するインデックスファンドの中でコストが最安水準にある。「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」が低コストを訴求力として、これらのファンドに伍する存在になるか注目される。