株式新聞プレミアム=MSCI指数、5月銘柄見直しの採用候補に荏原とアシックス=大和証が暫定予想
2024-03-13 16:02:00.0
世界的なベンチマークであるMSCI指数の定期銘柄見直しは、5月に次の実施がある。大和証券では2銘柄の新規採用と11銘柄の除外を予想した。
MSCI指数の入れ替えは年4回(2、5、8、11月)行われる。前回2月は、日本株はSCREENホールディングス(スクリン)<7735>が追加された一方で、オープンハウスグループ<3288>など8銘柄が除外された。
MSCI指数について日本株が純減となるのはこれまで3四半期連続で、大和証は5月も差し引き9銘柄のマイナスと予想。見直しの結果は日本時間5月15日の早朝に発表され、同月末にパッシブ(指数連動型)ファンドによるリバランスが発生する。
同証券は暫定的(見直しの基準日は4月中旬を想定)に、新たに荏原<6361>とアシックス<7936>が組み入れられると予想している。パッシブファンドによる買い需要(過去3カ月の平均売買高に換算)の試算はそれぞれ8.8日分、5.3日分だ。
一方で、シャープ<6753>、飯田グループホールディングス<3291>、ヒロセ電機<6806>、小糸製作所<7276>などの除外を見込んだ。飯田GHDは8.7日分、ヒロセ電機は7.7日分の売り需要とはじいている。
MSCI 5月定期見直し予想
候補 銘柄(コード) 需給
採用 荏原<6361> 8.8日
アシックス<7936> 5.3日
除外 シャープ<6753> −4.3日
飯田GHD<3291> −8.7日
ヒロセ電機<6806> −7.7日
小糸製<7276> −5.9日
GLP<3281> −13.7日
KDX不動産<8972> −13.6日
ヤマハ<7951> −5.5日
アズビル<6845> −15.0日
日本都市F<8953> −17.3日
ミスミG<9962> −8.6日
NMF<3462> −17.0日
(注)大和証リポートから作成。
需給はパッシブファンドの買い・売りインパクトの想定で、
過去3カ月の1日平均売買高に換算。
提供:ウエルスアドバイザー社