ウエルスアドバイザーYouTubeチャンネル かんたんファンド検索 詳細条件でファンドを検索 ファンドの見直し

国内市況ニュース

日経平均が285円高と大幅に4日続伸、約1カ月ぶり水準を回復=31日後場

2023-08-31 15:34:00.0

 31日後場の日経平均株価は、前日比285円88銭高の3万2619円34銭と大幅に4日続伸して取引を終えた。終値ベースで3万2600円台となるのは、2日(3万2707円)以来、約1カ月ぶり。前場から、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることを背景に、堅調な値動きが継続。午後1時40分には、同359円30銭高の3万2692円76銭まで、上げ幅を拡大する場面があった。その後は、手がかり材料に乏しいなか、戻り待ちの売りに押される格好となった。ドル・円相場は、1ドル=145円90銭前後と、足元ではもみ合い。東証プライムの出来高は16億6428万株、売買代金は4兆2191億円。売買代金はSQ(特別清算指数)値算出日を除くと、3日以来となる4兆円乗せとなった。騰落銘柄数は値上がり1244銘柄、値下がり513銘柄、変わらず77銘柄だった。

 市場では「25日移動平均線(31日時点で)を明確に上抜いたことで投資家心理が良化しているが、米国市場頼みの状況は変わらず、油断は禁物」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、30業種が上昇、3業種が下落した。トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株や、オリエンタルランド(OLC)<4661>、リクルートH<6098>などのサービス株が上昇。JR東日本<9020>、JR東海<9022>などの陸運株や、JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株も高い。三井物産<8031>、三菱商事<8058>などの卸売株や、バンナム<7832>、任天堂<7974>などのその他製品株も堅調。信越化<4063>、花王<4452>などの化学株や、三井不<8801>、三菱地所<8802>などの不動産株もしっかり。一方、大和証G<8601>、野村<8604>などの証券・商品先物株が下落した。

 個別では、ダイコク電機<6430>、オエノンHD<2533>、ヨシムラFH<2884>、いちご<2337>、長野計器<7715>などが上昇。半面、サニーサイド<2180>、三菱紙<3864>、住友ファーマ<4506>、gumi<3903>、芝浦<6590>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社