ウエルスアドバイザーYouTubeチャンネル かんたんファンド検索 詳細条件でファンドを検索 ファンドの見直し

国内市況ニュース

日経平均が558円安と大幅反落、値下がり銘柄数は1500超に=28日前場

2023-09-28 11:50:00.0

 28日前場の日経平均株価は、前日比558円89銭安の3万1813円01銭と大幅に反落して取引を終えた。朝方から、9月末の権利落ちの影響や戻り待ちの売りなどが先行。売り一巡後は、心理的なフシ目の3万2000円が意識されたもようで、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることを支えに、下げ幅を縮小する場面もみられた。ただ、株価指数先物に大口の売りが出たことをきっかけに下げ幅を拡大。午前11時29分には、同574円52銭安の3万1797円38銭を付けるなど、安値圏で取引を終えた。為替相場は1ドル=149円40銭前後で、もみ合い。東証プライムの出来高は7億4678万株、売買代金は1兆7957億円。騰落銘柄数は値上がり261銘柄、値下がり1509銘柄、変わらず35銘柄だった。

 市場では「日経平均株価は、配当再投資による買いと機関投資家による銘柄入れ替えに伴うリバランス売りなどが予想されるが、心理的なフシ目の3万2000円を意識する動きとなりそう」(中堅証券)との声が聞かれた。なお、日経平均株価の銘柄見直しに絡む換金売りは4000億円超とされている。

 業種別では、32業種が下落、鉱業1業種が上昇した。JAL<9201>、ANA<9202>などの空運株や、三菱倉<9301>、上組<9364>などの倉庫運輸株が下落。JR東日本<9020>、JR東海<9022>などの陸運株や、信越化<4063>、花王<4452>などの化学株も安い。クレセゾン<8253>、オリックス<8591>などのその他金融株や、帝人<3401>、東レ<3402>などの繊維株も軟調。NTT<9432>、ソフバンG<9984>などの情報通信株や、三井不<8801>、三菱地所<8802>などの不動産株も弱い。一方、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株が上昇している。

 個別では、大紀アルミ<5702>、アビスト<6087>、FPG<7148>、フォーバル<8275>、キャリアデ<2410>などが下落。半面、日東精<5957>、ニイタカ<4465>、コーセル<6905>、三菱紙<3864>、中外薬<4519>などが高い。

提供:ウエルスアドバイザー社