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日経平均が６１６円高と大幅続伸、買い一巡後も高値圏でもみ合い＝１１月１日前場

2023-11-01 11:44:00.0

　１１月１日前場の日経平均株価は、前日比６１６円７７銭高の３万１４７５円６２銭と大幅に続伸して取引を終えた。きのう１０月３１日の日銀金融政策決定会合の結果を受けた堅調な地合いが継続。ＦＯＭＣ（米連邦公開市場委員会）を控えるなか、米国市場でＮＹダウやナスダック総合指数が上昇したこともあり、買いが先行。午前９時１９分には、同７００円２０銭高の３万１５５９円０５銭と、前場の高値を付けた。その後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となったが、高値圏でもみ合った。東証プライムの出来高は９億７５７８万株、売買代金は２兆５３２０億円。騰落銘柄数は値上がりが１２８２銘柄、値下がりが３４４銘柄、変わらず３１銘柄だった。

　業種別では、３２業種が上昇、水産農林１業種が下落。トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株や、大和証Ｇ<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株が高い。オリンパス<7733>、ＨＯＹＡ<7741>などの精密機器株や、ソニーＧ<6758>、キーエンス<6861>などの電気機器株も上昇。東電力ＨＤ<9501>、東ガス<9531>などの電気ガス株や、三菱倉<9301>、上組<9364>などの倉庫運輸株もしっかり。武田薬<4502>、中外薬<4519>などの医薬品株や、浜ゴム<5101>、ブリヂス<5108>などのゴム製品株も堅調だった。一方、ニッスイ<1332>、マルハニチロ<1333>などの水産農林株は下落した。

　個別では、ワコム<6727>、スタンレー<6923>、飯野海<9119>、丸文<7537>、日電子<6951>などが上昇。半面、ＩＤＯＭ<7599>、ＩＳＩＤ<4812>、スミダ<6817>、日本調剤<3341>、ＡＤＷＡＹＳ<2489>などが下落している。

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