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■ 投資信託を持っている間の費用は?


 投資信託にかかる費用は、買ったときにかかる購入手数料だけではありません。保有している間にも費用がかかります。どんな費用がどのくらいかかるのでしょうか?


投資信託を買った後、毎日負担する費用として「信託報酬」や「監査報酬」があります。「信託報酬」や「監査報酬」は、投資信託を持っている間ずっと負担しなければならない費用です。このため長期間、投資信託を保有していると意外に大きな負担となってきます。

 「信託報酬」は、投資信託の種類や運用方針などによってさまざまですが、株式投資信託では、年率0.1から2.4%程度まで幅広く設定されています。株式投資信託の信託報酬率の幅が広くなっているのは、運用するためにかかる費用が投資タイプによって大きく異なるためです(日経平均株価などの指数に連動するインデックスファンドは機械的に運用されるため費用が低い一方、積極的に運用するアクティブファンドは調査費用など運用に対するコストがかさむため費用が高くなります)。インデックスファンドやアクティブファンドについては関連ページをご覧ください。


 「監査報酬」は、投資信託が監査を受けるための費用です。投資信託は、運用・運営が正しく行われているかどうか監査法人の監査を受けることが義務付けられています。この費用をみなさんが負担しています。


●一時的コストと継続的コスト
投資信託の費用のなかでも「購入手数料」や「信託財産留保額」は一時的コストといわれています。一時的コストは投資信託を長期間保有することで年当たりのコストを低くすることができます。例えば「購入手数料」が3%の投資信託を10年間保有すると、1年当たりの「購入手数料」は0.3%となります。これに対し、「信託報酬」や「監査報酬」は継続的コストといわれています。この継続的コストは長期間保有しても1年当たりのコストを低くすることができないため、運用成績に与える影響が大きくなります。