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国内市況ニュース

日経平均が667円安と3日ぶり大幅反落、プライム銘柄の約87%が下落=26日前場

2023-10-26 11:49:00.0

 26日前場の日経平均株価は、前日比667円48銭安の3万602円44銭と3日ぶりに大幅反落して取引を終えた。朝方から売りが先行した。株価指数先物に、ややまとまった売りが出たことをきっかけに下げ幅を拡大。売り一巡後は、売られすぎ感から下げ渋ったが、韓国や上海、香港などアジアの株価指数も下落していることが意識されたもようで、午前11時28分には同686円54銭安の3万583円38銭と、前場の安値を付けた。外国為替市場では、ドル・円が1ドル=150円台の半ばと、朝方の水準よりも円安で推移している。東証プライムの出来高は6億1549万株、売買代金は1兆5820億円。騰落銘柄数は値上がりが188銘柄、値下がりが1442銘柄、変わらず30銘柄で、プライム採用銘柄の約87%の銘柄が下落した。

 市場では「ヘッジファンドやCTA(商品投資顧問業者)とみられる大口の売買に振らされる格好で、落ち着きどころを探る展開が続きそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、31業種が下落、水産・農林とパルプ・紙の2業種が上昇。ソニーG<6758>、キーエンス<6861>などの電気機器株や、ニコン<7731>、HOYA<7741>などの精密機器株が安い。トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株や、SMC<6273>、ダイキン<6367>などの機械株も下落。クレセゾン<8253>、オリックス<8591>などのその他金融株や、SUMCO<3436>、LIXIL<5938>などの金属製品株も弱い。オリエンタルランド(OLC)<4661>、リクルートH<6098>などのサービス株や、NTT<9432>、ソフバンG<9984>などの情報通信株も軟調。一方、極洋<1301>、ニッスイ<1332>の水産・農林株が上昇した。

 個別では、関電化<4047>、正興電機<6653>、ネットプロテ<7383>、JMDC<4483>、横河ブリッジHD<5911>などが下落。半面、オルガノ<6368>、フューチャー<4722>、山パン<2212>、野村マイクロ<6254>、北の達人<2930>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社