ファンドレーティング情報
「グローバル・スペース株式ファンド(年2回決算型)」が初の5ツ星、宇宙関連企業の株式に投資
2026-06-19
ウエルスアドバイザーでは毎月、原則として運用実績3年以上の国内公募追加型株式投信を対象にファンドレーティングを付与している。2026年5月末時点でレーティング付与対象ファンドは4,394本と前月から2本増加した。このうち同月末時点において純資産残高が10億円以上、かつ前月とカテゴリーが同一のファンド(以下、同条件)は3,499本あり、その内訳はレーティング新規6本、上昇155本、変わらず3,168本、低下170本となった。以下、同条件でレーティングが5ツ星に上昇したファンド、及び運用開始から3年が経過してレーティングが初めて付与されたファンドの中から注目のファンドを取り上げる。
「グローバル・スペース株式ファンド(年2回決算型)」、3年トータルリターンはカテゴリー内上位4%
同条件でレーティングが5ツ星に上昇したファンドは35本ある。今回は、アモーヴァ・アセットマネジメントの「グローバル・スペース株式ファンド(年2回決算型)」を取り上げる。レーティングは前月の4ツ星から上昇し、2024年6月の付与開始から24か月目で初の5ツ星となった。
同ファンドは実質的に、日本を含む世界の宇宙関連ビジネスを行う企業、及び宇宙関連ビジネスの恩恵を受ける企業の株式に投資する。銘柄の選定に際しては、米国のアーク・インベストメント・マネジメントから助言を受ける。2026年5月末時点で33銘柄を組み入れており、組入比率上位銘柄は、米『ロケット・ラブ』8.7%、米『アドバンスト・マイクロ・デバイセズ』8.5%、『L3ハリス・テクノロジーズ』7.0%となっている。
同月末時点の過去3年間のトータルリターン(年率)は44.55%とカテゴリー「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」平均を19.85%上回り、カテゴリー内上位4%(302本中12位)となっている。
(図表)「グローバル・スペース株式ファンド(年2回決算型)」のレーティングの推移
※期間:期間:2024年6月~2026年5月
「グローバル・ダイナミックチェンジ」、3年トータルリターンはカテゴリー内上位5%
運用開始から3年が経過してレーティングが新規に付与された6ファンドの中では、唯一の5ツ星となった大和アセットマネジメントの「グローバル・ダイナミックチェンジ」(愛称:大変革時代)に注目したい。
同ファンドは実質的に、日本を含む世界の企業の中から、地政学の観点から各国の国家戦略上重要と判断される企業の株式に投資する。国家戦略上重要と判断されるカテゴリーとして、「エネルギー・資源の安全確保」、「コア技術の国内生産化」、「安全保障」を挙げている。実質的な運用は、米国のニュートン・インベストメント・マネジメント・ノースアメリカが手掛ける。2026年4月末時点で51銘柄を組み入れており、組入比率上位は、米『インテル』5.2%、米『リーガル・レックスノード』4.3%、米『GEベルノバ』3.9%となっている。
26年5月末時点の過去3年間のトータルリターン(年率)は42.09%とカテゴリー「国際株式・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」平均を20.86%上回り、カテゴリー内上位5%(306本中14位)となっている。
ファンドレーティングとは
ウエルスアドバイザーでは、3年以上の運用実績を有するファンド(注1)に対して、定量データに基づき5段階のファンドレーティングを付与している。具体的には、あるファンドが同じカテゴリー(「国内大型ブレンド」など)に属するファンド群と比較して、運用効率(シャープレシオ:注2)が高ければ星の数が多くなる仕組みで、最上位は5ツ星である。レーティングは、直近3年間、5年間、10年間のほか、それらのより長期のレーティングが重視されるよう加重平均した「総合」を公表している。
注1:国内公募追加型株式投信(確定拠出年金向けファンド及びラップ口座専用ファンド、ETF等を含む)が対象。
注2:リスク調整後のリターンを計る指標。2つのファンドが同じリターンであれば、リスク(リターンのブレ幅)が小さい方がシャープレシオの値が高くなる。同様に、同じリスク(〃)であれば、リターンが高い方がシャープレシオの値が高くなる。厳密には、弊社が独自に算出する「カテゴリー内リターン」と「カテゴリー内リスク」によってリスク調整後のリターンのスコアを測定し、レーティングを付与している。