ファンドレーティング情報
「HSBC インド・インフラ株式オープン」が164カ月目で初の5ツ星、インドのインフラ関連企業に厳選投資
2026-04-27
ウエルスアドバイザーでは毎月、原則として運用実績3年以上の国内公募追加型株式投信を対象にファンドレーティングを付与している。2026年4月末時点でレーティング付与対象ファンドは4,392本と前月から12本減少した。このうち同月末時点において純資産残高が10億円以上、かつ前月とカテゴリーが同一のファンド(以下、同条件)は3,485本あり、その内訳はレーティング新規12本、上昇177本、変わらず3,123本、低下173本となった。以下、同条件でレーティングが5ツ星に上昇したファンドの中から注目のファンドを取り上げる。なお、運用開始から3年が経過してレーティングが初めて付与された12本の中に5ツ星は2本あったが、いずれもETF(上場投資信託)であるため、今回は取り上げない。
「HSBC インド・インフラ株式オープン」、10年トータルリターンはカテゴリー2位
同条件でレーティングが5ツ星に上昇したファンドは36本ある。今回は、HSBCアセットマネジメントの「HSBC インド・インフラ株式オープン」と、アセットマネジメントOneの「ファンド“メガ・テック”」を取り上げる。両ファンドともに前月の4ツ星から上昇し、「HSBC インド・インフラ株式オープン」は2012年9月の付与開始から164か月目にして初の5ツ星獲得、「ファンド“メガ・テック”」は2022年12月以来40か月ぶりの5ツ星獲得となった。
「HSBC インド・インフラ株式オープン」は実質的に、インドのインフラ関連企業の株式に厳選して投資する。具体的には、インド国内のインフラ関連企業、及びインドのインフラに関連して収益のかなりの部分をインド国内の活動から得ているインド以外の国の企業の株式に投資する。2026年4月末時点で54銘柄を組み入れており、組入比率上位銘柄は、建設エンジニアリング大手の『ラーセン・アンド・トゥブロ』9.6%、大手財閥リライアンスの中核企業『リライアンス・インダストリーズ』8.5%、電気通信事業の『バルティ・エアテル』6.0%となっている。
同月末時点の過去10年間のトータルリターン(年率)は14.16%とカテゴリー「国際株式・インド(為替ヘッジなし)」平均を3.11%上回り、カテゴリー内上位9%(24本中2位)となっている。
(図表)「HSBC インド・インフラ株式オープン」のレーティングの推移
※期間:2012年9月~2026年4月
「ファンド“メガ・テック”」、10年トータルリターンはカテゴリー3位
「ファンド“メガ・テック”」は国内企業の株式を主要投資対象とする。具体的には、高成長が期待できると見込んだ産業(現時点では情報通信業)に属し、優れた技術力を有して競争優位を保持できると判断した企業の株式に投資する。2026年4月末時点で59銘柄を組み入れており、組入比率上位は、『日立製作所』3.7%、『東京エレクトロン』3.6%、『トヨタ自動車』3.4%となっている。
同月末時点の過去10年間のトータルリターン(年率)は18.14%とカテゴリー「国内中型グロース」平均を7.09%上回り、カテゴリー内上位8%(40本中3位)となっている。
ファンドレーティングとは
ウエルスアドバイザーでは、3年以上の運用実績を有するファンド(注1)に対して、定量データに基づき5段階のファンドレーティングを付与している。具体的には、あるファンドが同じカテゴリー(「国内大型ブレンド」など)に属するファンド群と比較して、運用効率(シャープレシオ:注2)が高ければ星の数が多くなる仕組みで、最上位は5ツ星である。レーティングは、直近3年間、5年間、10年間のほか、それらのより長期のレーティングが重視されるよう加重平均した「総合」を公表している。
注1:国内公募追加型株式投信(確定拠出年金向けファンド及びラップ口座専用ファンド、ETF等を含む)が対象。
注2:リスク調整後のリターンを計る指標。2つのファンドが同じリターンであれば、リスク(リターンのブレ幅)が小さい方がシャープレシオの値が高くなる。同様に、同じリスク(〃)であれば、リターンが高い方がシャープレシオの値が高くなる。厳密には、弊社が独自に算出する「カテゴリー内リターン」と「カテゴリー内リスク」によってリスク調整後のリターンのスコアを測定し、レーティングを付与している。