ファンドレーティング情報

「日本好配当株オープン」が16カ月ぶりの5ツ星、配当利回り・成長性・企業動向などから銘柄を選定

2026-04-27

 ウエルスアドバイザーでは毎月、原則として運用実績3年以上の国内公募追加型株式投信を対象にファンドレーティングを付与している。2026年3月末時点でレーティング付与対象ファンドは4,404本と前月から15本増加した。このうち同月末時点において純資産残高が10億円以上、かつ前月とカテゴリーが同一のファンド(以下、同条件)は3,462本あり、その内訳はレーティング新規28本、上昇321本、変わらず2,811本、低下302本となった。以下、同条件でレーティングが5ツ星に上昇したファンド、及び運用開始から3年が経過してレーティングが初めて付与されたファンドの中から、注目のファンドを取り上げる。

「日本好配当株オープン」、10年トータルリターンは上位13%

 同条件でレーティングが5ツ星に上昇したファンドは60本ある。今回は、三井住友DSアセットマネジメントの「日本好配当株オープン」を取り上げる。レーティングは前月の4ツ星から上昇し、2024年11月以来16カ月ぶりの5ツ星となった。

 同ファンドは実質的に、国内の予想配当利回りの高い「高配当株式」の中から、配当の安定性や成長性、企業の業績動向などにより選定した「好配当株式」に投資する。26年3月末時点のポートフォリオの組入銘柄数は45で、予想配当利回りは4.0%。組入比率上位銘柄は、『大東建託』(組入比率4.8%)、『武田薬品工業』(同4.8%)、『日本たばこ産業』(同4.7%)となっている。

 同月末時点の過去10年間のトータルリターン(年率)は14.00%とカテゴリー「国内中型バリュー」平均を2.05%上回り、カテゴリー内上位13%(31本中第4位)となっている。

(図表)「日本好配当株オープン」のレーティングの推移

折れ線グラフ

※期間:2010年7月~2026年3月

「グロース・オポチュニティD(毎月・予想分配型・H無)」、3年トータルリターンは上位9%

 運用開始から3年が経過して初めてレーティングが付与された28本の中で5ツ星は1本あったが、インデックスファンドであるため取り上げない。代わりに、4ツ星となった8本の中から、フィデリティ投信の「フィデリティ・グロース・オポチュニティ・ファンド」シリーズの4本を取り上げる。

 同シリーズは、実質的に、日本を除く世界の企業の中から、成長性や株価の割安度に着目して選定した企業の株式に投資する。26年3月末時点で83銘柄を組み入れており、組入比率上位は、米『エヌビディア』9.2%、米『マイクロソフト』7.9%、米『アルファベット(クラスC)』7.5%となっている。

 A~Dまでのシリーズ4コースのうち、26年3月末時点の純資産残高の最も大きな「Dコース(毎月決算・予想分配金提示型・為替ヘッジなし)」(=グロース・オポチュニティD(毎月・予想分配型・H無))について、同月末時点の過去3年間のトータルリターン(年率)を見ると29.71%となっており、カテゴリー「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」平均を9.1%上回り、カテゴリー内上位9%(294本中第26位)となっている。

ファンドレーティングとは

 ウエルスアドバイザーでは、3年以上の運用実績を有するファンド(注1)に対して、定量データに基づき5段階のファンドレーティングを付与している。具体的には、あるファンドが同じカテゴリー(「国内大型ブレンド」など)に属するファンド群と比較して、運用効率(シャープレシオ:注2)が高ければ星の数が多くなる仕組みで、最上位は5ツ星である。レーティングは、直近3年間、5年間、10年間のほか、それらのより長期のレーティングが重視されるよう加重平均した「総合」を公表している。

注1:国内公募追加型株式投信(確定拠出年金向けファンド及びラップ口座専用ファンド、ETF等を含む)が対象。
注2:リスク調整後のリターンを計る指標。2つのファンドが同じリターンであれば、リスク(リターンのブレ幅)が小さい方がシャープレシオの値が高くなる。同様に、同じリスク(〃)であれば、リターンが高い方がシャープレシオの値が高くなる。厳密には、弊社が独自に算出する「カテゴリー内リターン」と「カテゴリー内リスク」によってリスク調整後のリターンのスコアを測定し、レーティングを付与している。

直近記事 一覧はこちら

バックナンバー

PR

投資信託のウエルスアドバイザー

投資信託学習コンテンツ