ファンドレーティング情報

「米国インフラ関連株式ファンド<為替ヘッジなし>」が初の5ツ星、インフラ運営関連・開発関連企業の比率を機動的に変更

2023-03-09

 弊社では毎月、運用実績3年以上の国内公募追加型株式投信を対象にファンドレーティングを付与している。2023年2月末時点でレーティング付与対象ファンドは4,565本と前月から2本増加した。このうち同月末時点における純資産残高が10億円以上、かつ前月とカテゴリーが同一のファンド(以下、同条件)は3,204本あり、その内訳はレーティング新規18本、上昇174本、変わらず2,828本、低下184本となった。以下、同条件でレーティングが5ツ星に上昇したファンド、及び同条件で運用開始から3年が経過してレーティングが初めて付与されたファンドの中から注目ファンドについて取り上げる。

「米国インフラ関連株式ファンド<為替ヘッジなし>」、5年トータルリターンはカテゴリー内上位3%

 レーティングが5ツ星に上昇したファンドは33本ある。今回は、アセットマネジメントOneの「米国インフラ関連株式ファンド<為替ヘッジなし>」(愛称:グレート・アメリカ<為替ヘッジなし>)に注目したい。ファンドレーティングは前月の4ツ星から上昇し、2020年2月の付与開始から37カ月目で初めて5ツ星を獲得した。

 同ファンドは実質的に、米国に上場する企業の中から、米国の生活インフラ関連企業の株式に投資する。具体的には、電気、ガス、水道など生活に必要不可欠な設備やサービスを運営・提供する「インフラ運営関連企業」と、建設、素材(鉄鋼、セメントなど)といったインフラの整備・構築に携わる「インフラ開発関連企業」に投資し、投資環境に応じて両者の投資割合を機動的に変更する。2023年1月末時点のポートフォリオを見ると、インフラ開発関連企業65.2%、インフラ運営関連企業34.8%となっている。

 2023年2月末時点の過去5年間のトータルリターン(年率)は15.73%と、カテゴリー「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」平均を5.41%上回り、カテゴリー内上位3%(173本中第4位)となっている。

(図表)「米国インフラ関連株式ファンド<為替ヘッジなし>」のレーティングの推移

(図表)「米国インフラ関連株式ファンド<為替ヘッジなし>」のレーティングの推移

※期間:2020年2月~2023年2月

新規付与ファンドでは「次世代REITオープン<資産成長型>(為替ヘッジなし)」

 2023年2月末時点でレーティングが新規に付与された18ファンドのうち5ツ星を獲得したのは、三菱UFJ国際投信の「次世代REITオープン<資産成長型>(為替ヘッジなし)」と同シリーズの「<毎月決算型>(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」の2本であった。

 同シリーズは実質的に、日本を含む世界各国の次世代REITに投資する。次世代REITとは、人口構造の変化や情報技術の進歩などの恩恵を受けて、中長期的に高い成長が見込めると判断した新しい分野のREITを指す。2022年8月末時点で、データセンターや通信塔などのテクノロジー関連REIT、物流施設や倉庫などのロジスティクス関連REIT、学生寮や簡易住宅・戸建住宅などのニュースタイル関連REITに注目している。実質的な運用は、米コーヘン&スティアーズ・キャピタル・マネジメントが手掛ける。「<資産成長型>(為替ヘッジなし)」の2023年1月末時点のセクター別組入比率は、テクノロジー関連33.4%、ロジスティクス関連44.4%、ニュースタイル関連20.6%となっている。

 「<資産成長型>(為替ヘッジなし)」の2023年2月末時点の過去3年間のトータルリターン(年率)は11.08%とカテゴリー「国際REIT・グローバル・含む日本(為替ヘッジなし)」平均を4.99%上回り、カテゴリー内上位4%(53本中第2位)となっている。

ファンドレーティングとは

 ウエルスアドバイザーでは、3年以上の運用実績を有するファンド(注1)に対して、定量データに基づき5段階のファンドレーティングを付与している。具体的には、あるファンドが同じカテゴリー(「国内大型ブレンド」など)に属するファンド群と比較して、運用効率(シャープレシオ:注2)が高ければ星の数が多くなる仕組みで、最上位は5ツ星である。レーティングは、直近3年間、5年間、10年間のほか、それらのより長期のレーティングが重視されるよう加重平均した「総合」を公表している。

注1:国内公募追加型株式投信(確定拠出年金向けファンド及びラップ口座専用ファンド、ETF等を含む)が対象。
注2:リスク調整後のリターンを計る指標。2つのファンドが同じリターンであれば、リスク(リターンのブレ幅)が小さい方がシャープレシオの値が高くなる。同様に、同じリスク(〃)であれば、リターンが高い方がシャープレシオの値が高くなる。厳密には、弊社が独自に算出する「カテゴリー内リターン」と「カテゴリー内リスク」によってリスク調整後のリターンのスコアを測定し、レーティングを付与している。

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