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■ 「分配金(配当金)」ってなに?


 最近、定期的に分配金が支払われるタイプの投資信託が人気を集めています。また、「毎月分配型」という言葉の入った投資信託の名前もよく耳にします。この「分配金」とは何なのでしょうか?


分配金は預貯金の「利子」や株式の「配当」と似た特徴を持ちますが、「分配金」は、預金の利子のようにあらかじめ決まっているものでもなければ、株式の「配当」のように増配したからいいというわけではありません。

 「分配金」とは、投資信託の決算日ごとに、その期間の運用成果を配分したものです。そのため、運用がうまくいかなければ分配金が出ないこともあります。また、運用成果をどの程度、「分配金」として出すかは、運用者があらかじめ決められた投資方針によって決めます。そのため、投資信託によってその出し方は異なります。一般に、分配金を定期的に出す投資信託は次の3種類に分けられます。


(1) 毎回、安定的に定額の分配金を出す投資信託
(2) 運用成果を全て分配金として出す投資信託
(3) 通常は「配当金収入」から定額出し、年に1〜2回「売買益」から分配金を出す投資信託

 (1)のタイプの投資信託は、安定的に定額分配することを目指すため、その金額は次に説明する(2)に比べて低めに設定されています。その代わり、ある程度の期間、同じ金額の分配がおこなわれます。

 それに対し、(2)のタイプは運用成果を積極的に「分配金」として出すため、運用がいい時は、分配金を多めに、そして、悪い時は分配金を少なく支払います。そのため、この場合の投資信託は、直近の分配金が高いからと、それだけでの判断は危険です。過去の分配金の推移もチェックしましょう。

 (3)は、(1)と(2)をあわせたものです。年に1〜2回の分配金(よくボーナス分配といわれます)の金額はその時の運用状況に左右されます。

 自分の買おうとしている投資信託がどんな「投資方針」なのか、(1)〜(3)のタイプのどれにあてはまるのかは、「投資信託説明書」で確認することができますので、確認しておきましょう。