投資信託講座
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投資信託の分配金
■ 分配金には「普通分配金」と「特別分配金」の2種類がある?
分配金には「普通分配金」と「特別分配金」の2種類があります。いったい、どこが「普通」でどこが「特別」なのでしょうか?
分配金のうち、課税される分配金のことを「普通分配金」、課税されない分配金のことを「特別分配金」と呼んでいます。
分配金には課税される分配金と課税されない分配金があります。課税される分配金を「普通分配金」、課税されない分配金を「特別分配金」と呼びます。
課税されるかどうかは、決算日の基準価額が「個別元本」(みなさんそれぞれに算出される平均取得価額)を上回るか下回るかで判断されます。「個別元本」は人それぞれ異なるため、課税されるかどうかもその人によって異なります。
決算日の基準価額>個別元本
⇒収益分配金全額が普通分配金になります。
決算日の基準価額<個別元本
⇒その差額が特別分配金
収益分配金から特別分配金を引いた部分が普通分配金になります。
ここでいう「個別元本」とは取得価額のようなものです。自分で計算することもできますが、同じ投資信託を追加購入したり、特別分配金が出ると、見直さなくてはならないため、最新の取引残高報告書で確認することをおすすめします。また、各販売会社では、どの投資信託を、いつ、何口、いくらで買ったかを個別に管理していますので、販売会社に問い合わせてみてもいいでしょう。