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国内市況ニュース

日経平均は74円高と5日続伸、上げ転換後ジリ高基調が続く=13日後場

2023-04-13 15:24:00.0

 13日後場の日経平均株価は、前日比74円27銭高の2万8156円97銭と5日続伸して取引を終えた。朝方は売りが先行したものの、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ転換した。その後、手がかり材料に乏しいものの、小高い水準で推移。後場は買い優勢で取引を開始すると、ジリ高基調が続き、午後2時10分には、同81円17銭高の2万8163円87銭を付ける場面もみられた。中国・上海総合指数や香港のハンセン指数、台湾の加権指数などが軟調な展開となるなか、もみ合いながらも、しっかりだった。午後のドル・円相場は、1ドル=133円20銭台での小動きが続いた。東証プライムの出来高は9億7229万株、売買代金は2兆4060億円。騰落銘柄数は値上がり943銘柄、値下がり786銘柄、変わらず106銘柄だった。

 市場では「日銀の植田新総裁が金融政策を当面は維持する方針を示したことや、PBR1.0倍割れ企業による株高政策への期待が支えとなっている」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、18業種が上昇し、15業種が下落。武田薬<4502>、中外薬<4519>などの医薬品株や、イオン<8267>、ファーストリテ<9983>などの小売株が上昇。三菱倉<9301>、上組<9364>などの倉庫運輸株や、芙蓉リース<8424>、オリックス<8591>などのその他金融株も高い。楽天グループ<4755>、リクルートH<6098>などのサービス株や、三井不<8801>、三菱地所<8802>などの不動産株も堅調。ニッスイ<1332>、マルハニチロ<1333>などの水産農林株や、信越化<4063>、花王<4452>などの化学株もしっかり。一方、日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株が軟調だった。

 個別では、トレファク<3093>、広済堂HD<7868>、エコナクHD<3521>、コメダ<3543>、イオンファン<4343>などが上昇。半面、セラク<6199>、クレオス<8101>、CSP<9740>、YACHD<6298>、ローツェ<6323>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社