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米3月住宅着工件数、前月比14.7%減の132.1万件―市場予想を大幅に下回る

2024/04/17 08:42

<チェックポイント>
●減少率は20年4月以来の大きさ―水準は23年8月以来

●住宅ローン金利の再上昇が影響か―2月に急回復の反動も

●先行指標の建築許可件数も大幅減―8カ月ぶり低水準

 米商務省が16日に発表した3月の住宅着工件数(季節調整値)は、年率換算で前月比14.7%減の132万1000件となり、市場予想の平均値である148.5万件を大きく下回った。減少率は20年4月の27%減以来の大きさ、水準としては23年8月の130.5万件以来の低水準となる。前年比は4.3%減と、23年10月以来5カ月ぶりに前年水準を下回った。

 住宅ローン金利の再上昇で特に一戸建て住宅の購入需要が落ち込み、住宅建築業者の間で警戒感が強まったことが背景にあるとみられる。また、急回復した2月の反動もある。3月統計と併せて、2月分は速報段階の152.1万件から154.9万件に上方改定されている。1月は寒波の影響もあって着工件数が落ち込んでいた。

 着工件数のうち、主力の一戸建ては前月比12.4%減の102万2000件と、前月の14.6%増から急減し、23年10月の97万4000件以来5カ月ぶりの低水準となった。また、月毎に変動が激しいアパート(5世帯以上)は同20.8%減の29万件と、20年4月の23万4000件以来約4年ぶりの低水準となった。

 先行指標である建築許可件数も前月比4.3%減の145万8000件と、市場予想の151万件を大幅に下回り、23年7月の144万3000件以来8カ月ぶりの低水準となった。主力の一戸建てが前月比5.7%減の97万3000件と14カ月ぶりに減少。アパート(5世帯以上)は同横ばいの43万3000件となった。

 一戸建てのバックログ(受注残)は前月比横ばいの14万1000件、アパートは同0.8%増の12万7000件となり、全体では同0.7%増(同6.2%減)の27万3000件となった。

 建築許可が下りたあとの建築中件数は、一戸建てが前月比0.3%増の68万9000件と3カ月連続で増加した一方、アパート(5世帯以上)は同1.8%減の94万件と5カ月連続で減少し、全体では同0.9%減の164万6000件となった。

 1−3月の建築中件数の月平均は165万9000件となり、23年10−12月期の月平均である168万2000件を下回ったことから、4月25日発表予定の米1−3月期GDP(国内総生産)速報値の住宅投資部門を押し下げる可能性がある。

 一戸建ての完成住宅件数は前月比10.5%減の94万7000件と減少に転じ、アパート(5世帯以上)は同19.9%減の50万2000件と5カ月ぶりに減少。全体では同13.5%減の146万9000件となった。

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