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投資信託講座

あなたの老後をイメージしましょう

 あなたの老後資金は足りますか?

 「人生100年時代」の到来。世界では平均寿命の長期化が進んでおり、多様な生き方が求められるようになっています。日本では、年金給付年齢の引き上げや早期退職など、様々な問題に直面し、老後の人生設計に不安を抱える人も多いのではないでしょうか。穏やかな余生を過ごすのか、アクティブに働き続けるのか。果たして私たちは、どのような老後を目指し、迎えていけばよいのでしょうか。

■ あなたにとって、老後は楽しみですか?

 2018年の厚生労働省の簡易生命表を見ると、平成の30年間で約5歳、日本における平均寿命が延びています(図1−1)。また、65歳以降あと何年生きられるかを示す平均余命は、男性が19.7年、女性は24.5年(平成30年度 厚生労働省)と、定年退職をした後には、人生の4分の1にあたる年月が、これから定年退職する男女は残っているのです。子供の教育費、住宅ローンの負担などから解かれて、自分のやり残したことを楽しみながら、自由に過ごせる生活を待ち焦がれる―、こうした意識を持てる人が、実際にはどれくらいいるでしょうか? 中には、本当に老後を待ち望んでいる人々もいるでしょう。しかし、そういう恵まれた人々が少数であるということを、私たちは実感しています。

 調査(図1−2)で見ると、老後の生活に心配していない人は日本人全体でわずか2割弱(18.3%)で、国民の大半が老後の生活に強い不安を抱いています。特に「非常に心配」だという人は4割になります。全世帯と世帯主60歳未満の世帯を比べてみても、この割合はほとんど同じになっています。今後、老後を迎える方も、すでに老後生活が始まってる方も、何らかの不安を抱えているようです。中でも「お金」に関する心配は、尽きることはなく、どのような年代でも資産形成について、しっかりと考えて実践していくことが大切です。

(図1-1)日本の平均寿命

図1-1

出所:厚生労働省「平成30年簡易生命表の概況」

(図1-2)老後の生活についての考え方 〜全世帯〜

図1-2

出所:金融広報中央委員会「令和元年 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」