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３年連続５ツ星、米国ハイイールド債券に投資するファンドなど２ファンドが到達

2023/04/12 14:15

　２０２３年３月末時点において、３年連続（２０２０年４月〜２０２３年３月、３６カ月）で５ツ星を獲得したアクティブファンドは１７ファンドあった。前月から１本減少した一方、米国のハイイールド債券に投資するファンドなど２ファンドが新たに到達した。

　ウエルスアドバイザーでは毎月、国内公募追加型株式投信を対象としてレーティングを公表している。レーティングはリスク調整後のリターンがその属するカテゴリー内においてどの水準にあるのかを５段階で示したもので、最上位の５ツ星は相対的な運用効率に優れていることを示す。３年連続５ツ星獲得ファンドの集計においては、「確定拠出年金専用、ファンドラップ専用、ＥＴＦ、通貨選択型ファンドを除く」アクティブファンドを対象とした。

　２０２３年３月末時点で新たに３年連続５ツ星に到達したのは、アセットマネジメントＯｎｅの「みずほ ＵＳハイイールドオープンＢコース（為替ヘッジなし）」と、三菱ＵＦＪ国際投信の「三菱ＵＦＪ 日本国債ファンド（毎月決算型）」。

　「みずほ ＵＳハイイールドオープンＢコース（為替ヘッジなし）」は、米国の米ドル建てのハイイールド債券を実質的な主要投資対象とする。実質的な運用は、米ロード・アベット社が行う。２０２３年３月末時点のポートフォリオの平均利回り（終利）は７．９９％。同月末時点の過去１０年間のトータルリターン（年率）は６．７６％とカテゴリー「国際債券・ハイイールド債（為替ヘッジなし）」平均を３．７０％上回り、カテゴリー内上位７％内（１２８本第８位）となっている。同月末時点の純資産残高は５５５億円で、３年連続５ツ星ファンドの中で第２位となっている。

　「三菱ＵＦＪ 日本国債ファンド（毎月決算型）」は、日本国債を実質的な主要投資対象とする。残存期間２０年程度までの国債を年限ごとに分散して組み入れ、金利変動に対するリスク分散を図る。２０２３年３月末時点のポートフォリオの最終利回りは０．４％。同月末時点の過去１０年間のトータルリターン（年率）は０．７８％とカテゴリー「国内債券・中長期債」平均を０．４３％上回り、カテゴリー内上位６％内（７５本中第４位）となっている。