ファンドレーティング情報
「利益還元成長株オープン」が37カ月ぶりの5ツ星、高成長と株主還元期待のある国内企業の株式に投資
2026-03-18
ウエルスアドバイザーでは毎月、原則として運用実績3年以上の国内公募追加型株式投信を対象にファンドレーティングを付与している。2026年2月末時点でレーティング付与対象ファンドは4,389本と前月から2本増加した。このうち同月末時点において純資産残高が10億円以上、かつ前月とカテゴリーが同一のファンド(以下、同条件)は3,479本あり、その内訳はレーティング新規8本、上昇240本、変わらず3,007本、低下224本となった。以下、同条件でレーティングが5ツ星に上昇したファンドから注目のファンドを取り上げる。なお、運用開始から3年が経過してレーティングが初めて付与されたファンドについては、対象の8本の中に5ツ星がなかったため、今回は取り上げない。
「利益還元成長株オープン」、10年トータルリターンは上位36%
同条件でレーティングが5ツ星に上昇したファンドは39本ある。今回は、アモーヴァ・アセットマネジメントの「利益還元成長株オープン」(愛称:Jグロース)と、BNYメロン・インベストメント・マネジメント・ジャパンの「米国製造業株式ファンド」(愛称:USルネサンス)を取り上げる。両ファンドとも前月の4ツ星から上昇し、「利益還元成長株オープン」は2023年1月以来37カ月ぶり、「米国製造業株式ファンド」は同年9月以来29カ月ぶりの5ツ星となった。
「利益還元成長株オープン」は実質的に、国内企業の中から、成長性が高く株主への利益還元が期待できる企業の株式に投資する。銘柄選定に際しては、財務基盤や経営の方向性、事業環境、競争力などを見極める。26年2月末時点で99銘柄を組み入れており、組入比率上位銘柄は、『三菱UFJフィナンシャル・グループ』4.04%、『日立製作所』3.67%、『トヨタ自動車』3.66%などとなっている。
同月末時点の過去10年間のトータルリターン(年率)は15.53%とカテゴリー「国内大型グロース」平均を0.65%上回り、カテゴリー内上位36%(153本中第54位)となっている。
(図表)「利益還元成長株オープン」のレーティングの推移
※期間:2010年7月~2026年2月
「米国製造業株式ファンド」、10年トータルリターンは上位3%
「米国製造業株式ファンド」は実質的に、米国の製造業関連企業の株式に投資する。26年2月末時点で28銘柄を組み入れており、組入比率上位銘柄は、『ルメンタム・ホールディングス』7.0%、『カルマン・ホールディングス』6.2%、『BWXテクノロジーズ』5.9%などとなっている。
同月末時点の過去10年間のトータルリターン(年率)は22.25%とカテゴリー「国際株式・北米(為替ヘッジなし)」平均を7.19%上回り、カテゴリー内上位3%(100本中第3位)となっている。
ファンドレーティングとは
ウエルスアドバイザーでは、3年以上の運用実績を有するファンド(注1)に対して、定量データに基づき5段階のファンドレーティングを付与している。具体的には、あるファンドが同じカテゴリー(「国内大型ブレンド」など)に属するファンド群と比較して、運用効率(シャープレシオ:注2)が高ければ星の数が多くなる仕組みで、最上位は5ツ星である。レーティングは、直近3年間、5年間、10年間のほか、それらのより長期のレーティングが重視されるよう加重平均した「総合」を公表している。
注1:国内公募追加型株式投信(確定拠出年金向けファンド及びラップ口座専用ファンド、ETF等を含む)が対象。
注2:リスク調整後のリターンを計る指標。2つのファンドが同じリターンであれば、リスク(リターンのブレ幅)が小さい方がシャープレシオの値が高くなる。同様に、同じリスク(〃)であれば、リターンが高い方がシャープレシオの値が高くなる。厳密には、弊社が独自に算出する「カテゴリー内リターン」と「カテゴリー内リスク」によってリスク調整後のリターンのスコアを測定し、レーティングを付与している。