日産自<7201.T>が新たな経営計画を発表し、２０２７年３月期までにグローバル販売台数を１００万台増やす目標を打ち出した。今期計画（３５５万台）比で２８％増、年率成長率は８％超に相当し、市場では「野心的」との声が聞かれる。計１６車種の投入を目指す電動車の比率を、全体の４０％にする考え。

　日産自のサプライヤーには追い風とみられる。子会社の日産車体<7222.T>、プレス部品のユニプレス<5949.T>、東プレ<5975.T>、サスペンションのヨロズ<7294.T>、特殊鋼の大同特鋼<5471.T>、精密ばねのパイオラクス<5988.T>、シートのタチエス<7239.T>、キーセットのアルファＣｏ<3434.T>、内装品の河西工<7256.T>、外装品のファルテック<7215.T>、ミッションのユニバンス<7254.T>、エアバッグの日本プラスト<7291.T>など。

　このほか、三桜工<6584.T>は日産自の軽ＥＶ（電気自動車）「サクラ」にブレーキ配管が、市光工<7244.T>はＬＥＤヘッドランプがＥＶ「リーフ」にそれぞれ採用された実績がある。

提供：ウエルスアドバイザー社