フルマルＨＤ<7128.T>が急伸し、一時１７３円高の２３３２円を付けている。２３日引け後、投資有価証券売却により特別利益を計上。期末に特別配当を実施すると発表、材料視された。

　同社は保有する投資有価証券３８社分を２２日に売却。投資有価証券売却益として１５億４０００万円を特別利益に計上する。それにより、２４年１２月期第２四半期累計（１−６月）の純利益予想を１８億円から２８億７０００万円（前年同期比１０．５％増）に、期末の純利益予想を４２億円から５２億７０００万円（前期比１２．２％増）に引き上げた。また、期末に特別配当を実施することを決定。従来予想の普通配当４５円に特別配当２２円を加え６７円（前期実績５６円）にするとした。第２四半期末の３０円（同１０円）と合わせた年間配当は９７円（同６６円）となる見込み。

　午前９時１３分時点の株価は、前日比１６０円高の２３１９円。

提供：ウエルスアドバイザー社

　フルマルＨＤ<7128.T>が急騰し、一時２１０円高の２２４２円を付けている。１５日引け後、株主還元方針の変更および配当予想の増額を発表、材料視された。

　今回、財務資本戦略における株主還元強化策として、配当方針をＤＯＥ（株主資本配当率）に基づいた継続的な増配を基本とする内容に変更。ＤＯＥは２４年１２月期から段階的に引き上げ、次期中期経営計画期間内（２７年１２月期−２９年１２月期）でのＤＯＥ３．５％の達成を目指す。また、普通配当に加え、特別配当や自己株式取得などを活用し、利益水準や財務状況に応じて機動的に株主還元の追加を実施するとした。

　今回の方針変更や配当バランスの見直しを行い、２４年１２月期の配当予想を修正。第２四半期末は従来の１０円から３０円（前期実績１０円）に、期末は５０．５円から４５円（同５６円）に変更し、年間配当は７５円（同６６円）に増額となる見込み。

　午前９時３０分時点の株価は、前日比１８９円高の２２２１円。

提供：ウエルスアドバイザー社

　フルサト・マルカホールディングス（フルマルＨＤ）<7128.T>は１日、近畿大学と同日に、「畜産由来堆肥微生物活用による環境先進技術の開発」を目的とした共同研究契約を締結したと発表した。

　今回の契約では、畜産の環境負荷を改善する堆肥微生物を活用した環境先進技術の開発を行い、畜産由来堆肥を活用した環境先進技術のための有用微生物群の特定と持続的培養方法の確立を目指す。

　１日終値は、前週末比４０円安の２１５９円。

提供：ウエルスアドバイザー社