クラウド業務管理を提供する米サービスナウ社の業績が好調だ。ＡＩ（人工知能）を使った新サービスの導入が奏功し、企業のＥＲＰ（基幹系情報システム）のシェアを高めつつあるもよう。日本の関連銘柄にとっては注目される材料だ。

＜生成ＡＩ奏功、４−６月売上２２％増＞

　サービスナウ社は、ワークフローの構築や運用管理などの社内業務に関するシステムを一元化して効率化するクラウドサービスを手掛ける。昨年には生成ＡＩによるチャットや情報検索、文章の要約などの機能を組み込み、利便性が向上した。

　２４日に発表した４−６月の売上高は、前年同期比２２％増の２６．３億ドル（約４０００億円）に拡大。主力のサブスクリプション（継続課金）型収入の通期見通しも引き上げた。決算発表を受け、株価は同日の時間外取引で７％超上昇した。

　サービスナウ社は日本でも、受注管理支援機能を強化し、他社のＥＲＰサービスと競合する領域に進出している。この勢いは、導入支援を手掛ける企業に追い風となる。

＜システムサポ、ウイングＡなど＞

　システムサポート<4396.T>は２０１５年からサービスナウの導入を支援し、顧客を増やしている。同サービスの認定資格を持つエンジニアを抱え、技術力に定評がある。

　コムチュア<3844.T>やＴＩＳ<3626.T>も同様のサービスを展開する。また、ウイングアーク１ｓｔ（ウイングＡ）<4432.T>やアステリア<3853.T>などはサービスナウと連携したアプリを提供する。

　このほか、ＤＴＳ<9682.T>はサービスナウを注力分野の１つに位置付けている。ただ、同社は海外子会社で取引先からのキックバックと不正な支払いが行われている可能性があることが判明し、今３月期第１四半期（４−６月）決算発表を延期していることには注意したい。

提供：ウエルスアドバイザー社

▽いちご<2337.T>−２５年２月期第１四半期（３−５月）はホテル好調

▽乃村工芸<9716.T>―２５年２月期第１四半期の連結決算は大幅な増益で着地

▽ＡＢＥＪＡ<5574.T>、２４年８月期第３四半期累計（２３年９月−２４年５月）の単体決算は大幅な減益

▽ジェーソン<3080.T>、２５年２月期第１四半期（２４年３−５月）の連結決算は２ケタの減益

▽ファストリテ<9983.T>、２４年８月期第３四半期の連結決算を発表、配当予想の増額も

▽ローツェ<6323.T>、２５年２月期第１四半期の連結業績は大幅増収増益

▽いちご<2337.T>、２５年２月期第１四半期の連結業績は大幅増収増益

▽ＰＲＴＩＭＥ<3922.T>、２５年２月期第１四半期の連結業績は大幅増収増益

▽ベイカレント<6532.T>、２５年２月期第１四半期の単体業績は大幅増収増益

▽カンセキ<9903.T>、２５年２月期第１四半期の単体業績は大幅増益

▽キャンドゥ<2698.T>、２５年２月期第１四半期の連結業績は２ケタ増益

▽イオンＦＳ<8570.T>、２５年２月期第１四半期の連結業績は２ケタ増益

▽コジマ<7513.T>、２４年８月期の単体業績予想を上方修正

▽近鉄百<8244.T>、２５年２月期の第２四半期累計および通期の連結業績予想を上方修正

▽川崎地質<4673.T>、２４年１１月期第２四半期累計の連結業績は２ケタ増益

▽大黒天<2791.T>、２５年５月期は増収増益を予想

▽三光合成<7888.T>、２５年５月期は増収増益を予想

▽ビーウィズ<9216.T>、２５年５月期は増収増益を予想

▽前沢工<6489.T>、２４年５月期の連結決算と同時に自己株式の取得と消却を発表

▽トランザク<7818.T>、２４年８月期第３四半期の連結決算と自社株買いを発表

▽主な決算＝タマホーム<1419.T>、アルバイトＴ<2341.T>、シーズメン<3083.T>、大光<3160.T>、フィルＣ<3267.T>、東武住販<3297.T>、７＆ｉＨＤ<3382.T>、クリーマ<4017.T>、インタファク<4057.T>、ＣＮＳ<4076.T>、大有機化<4187.T>、ウイングＡ<4432.T>、久光薬<4530.T>、川上塗<4616.T>、三協立山<5932.T>、ＯＳＧ<6136.T>、津田駒<6217.T>、コーナン商<7516.T>、ポプラ<7601.T>、シグマ光機<7713.T>、４ＣＨＤ<8008.T>、東天紅<8181.T>、イオンモール<8905.T>、ランド<8918.T>、ヤマザワ<9993.T>

▽主な業績予想の修正＝大阪油化工業<4124.T>、不二越<6474.T>

提供：ウエルスアドバイザー社

▽ファストリテ<9983.T>、２４年８月期第３四半期の連結決算を発表、配当予想の増額も

▽ローツェ<6323.T>、２５年２月期第１四半期の連結業績は大幅増収増益

▽いちご<2337.T>、２５年２月期第１四半期の連結業績は大幅増収増益

▽ＰＲＴＩＭＥ<3922.T>、２５年２月期第１四半期の連結業績は大幅増収増益

▽ベイカレント<6532.T>、２５年２月期第１四半期の単体業績は大幅増収増益

▽カンセキ<9903.T>、２５年２月期第１四半期の単体業績は大幅増益

▽キャンドゥ<2698.T>、２５年２月期第１四半期の連結業績は２ケタ増益

▽イオンＦＳ<8570.T>、２５年２月期第１四半期の連結業績は２ケタ増益

▽コジマ<7513.T>、２４年８月期の単体業績予想を上方修正

▽近鉄百<8244.T>、２５年２月期の第２四半期累計および通期の連結業績予想を上方修正

▽川崎地質<4673.T>、２４年１１月期第２四半期累計の連結業績は２ケタ増益

▽大黒天<2791.T>、２５年５月期は増収増益を予想

▽三光合成<7888.T>、２５年５月期は増収増益を予想

▽ビーウィズ<9216.T>、２５年５月期は増収増益を予想

▽前沢工<6489.T>、２４年５月期の連結決算と同時に自己株式の取得と消却を発表

▽トランザク<7818.T>、２４年８月期第３四半期の連結決算と自社株買いを発表

▽主な決算＝タマホーム<1419.T>、アルバイトＴ<2341.T>、シーズメン<3083.T>、大光<3160.T>、フィルＣ<3267.T>、東武住販<3297.T>、７＆ｉＨＤ<3382.T>、クリーマ<4017.T>、インタファク<4057.T>、ＣＮＳ<4076.T>、大有機化<4187.T>、ウイングＡ<4432.T>、久光薬<4530.T>、川上塗<4616.T>、三協立山<5932.T>、ＯＳＧ<6136.T>、津田駒<6217.T>、コーナン商<7516.T>、ポプラ<7601.T>、シグマ光機<7713.T>、４ＣＨＤ<8008.T>、東天紅<8181.T>、イオンモール<8905.T>、ランド<8918.T>、ヤマザワ<9993.T>

▽主な業績予想の修正＝大阪油化工業<4124.T>、不二越<6474.T>

＊午後３時１０分時点

提供：ウエルスアドバイザー社

　フランス・パリで７月に開幕する第３３回夏季五輪へ向け、代表選手が出そろいつつある。引き続き、出場選手の所属企業や関連株を押さえておきたい。

＜男子バスケは八村出場が濃厚＞

　男子バスケットボールの目玉選手は、なんといっても米ＮＢＡで活躍する八村塁だ。前週発表された日本代表候補のメンバーに選出された。

　八村は東京五輪出場後に不調に苦しんだこともあり、昨年日本で開催されたワールドカップは辞退した。しかし、今回は合宿に合流し、五輪出場が濃厚となっている。

　八村関連はテレビＣＭに出演するアサヒグループホールディングス<2502.T>や日清食品ホールディングス<2897.T>、カシオ計算機<6952.T>など。また、バスケでは日本代表の司令塔の河村勇輝がアシックス<7936.T>のシューズを使用している、

＜陸上・田中関連にダイダン＞

　一方、陸上競技では女子中・長距離の田中希実がメダル候補として有力だ。女子１５００メートル、５０００メートルで出場権を獲得し、上位入賞を目指している。設備工事のダイダン<1980.T>は２０２１年から支援しており、同社のＣＭにも田中が出演している。

　このほか、男子１１０メートルハードルの日本記録保持者である村竹ラシッドが日本航空（＝ＪＡＬ）<9201.T>に、女子走り幅跳びの秦澄美鈴は住友電気工業<5802.T>に所属している。また、バイシクルモトクロス（ＢＭＸ）での技を競う自転車フリースタイル・パークには、ウイングアーク１ｓｔ（＝ウイングＡ）<4432.T>の中村輪夢が出場する。５位に終わった東京五輪の雪辱をパリで果たせるかが注目される。

提供：ウエルスアドバイザー社

　東海東京証券は２６日付で、ウイングアーク１ｓｔ<4432.T>のレーティングについて強気の「アウトパフォーム」を継続した。目標株価は４４００円から５４００円に引き上げた。

　同証券では、特にデジタル化の加速が想定される官公庁や地方公共団体などの公共市場が成長領域になるとみている。

　午後１時６分時点の株価は、前週末比１０８円安の２６４７円。

提供：ウエルスアドバイザー社