レゾナック<4004.T>が続伸し、一時１０８円高の３９２５円を付けている。１６日引け後、関連会社で台湾のＲｅｓｏｎａｃ　ＨＤ　Ｔａｉｗａｎ（ＲＨＤＴ）が保有する固定資産の譲渡を決定し、特別利益を計上すると発表、材料視された。

　台湾ハードディスクメディア事業終了に伴うＲＨＤＴ清算手続きの一環として、ＲＨＤＴの保有する固定資産を譲渡するもの。今回の資産譲渡により、譲渡益約１７億３４００万台湾ドル（約８４億８０００万円）は、２４年１２月期の連結決算で特別利益として計上される見込み。

　午前９時３７分時点の株価は、前日比５２円高の３８６９円。

提供：ウエルスアドバイザー社

　９日午前１１時すぎの日経平均株価は、前日比５０１円程度高い４万１２８２円前後で推移する。朝方から買いが先行し、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ幅を拡大した。午前１０時５４分には同５８５円３５銭高の４万１３６６円０５銭を付けるなど、高値圏での推移が続いている。

　日経平均採用銘柄では、値上がり率上位に、フジクラ<5803.T>、レゾナック<4004.T>、古河電工<5801.T>、日立<6501.T>、東エレク<8035.T>がランクイン。値下がり率の上位には、デンカ<4061.T>、浜ゴム<5101.T>、マツダ<7261.T>、川崎汽<9107.T>、日立建機<6305.T>が入っている。

提供：ウエルスアドバイザー社

　レゾナック<4004.T>は８日、次世代半導体パッケージ分野において、日米の材料・装置などの企業１０社によるコンソーシアム「ＵＳ−ＪＯＩＮＴ」を米シリコンバレーに設立すると発表した。

　「ＵＳ−ＪＯＩＮＴ」には、同社のほか、米Ａｚｉｍｕｔｈ　Ｉｎｄｕｓｔｒｉａｌ（カリフォルニア州）、米ＫＬＡ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ（カリフォルニア州）、シンガポールのＫｕｌｉｃｋｅ　ａｎｄ　Ｓｏｆｆａ　Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅｓ、メック<4971.T>、米Ｍｏｓｅｓ　Ｌａｋｅ　Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅｓ（ワシントン州）、ナミックス（新潟県新潟市）、東応化<4186.T>、ＴＯＷＡ<6315.T>、アルバック<6728.T>が参加。シリコンバレーの研究開発拠点を活用し、顧客と一緒に半導体パッケージの最新コンセプトの検証を行う。また、顧客や参画企業と共創することにより、市場ニーズをリアルタイムに捉え、材料、評価・実装技術の研究開発を加速するという。

　午後１時３５分時点の株価は、前週末比３０円安の３５５０円。

提供：ウエルスアドバイザー社

　レゾナック<4004.T>は３日、ＥＶ（電気自動車）に搭載する電動ブレーキシステムへの採用を見据えたノンアスベスト系摩擦材（ＮＡＯ材）のディスクブレーキパッドを開発したと発表した。

　開発したディスクブレーキパッドは、ガソリン車と比較し車体重量が重いＥＶでの使用環境下において、高い制動力と耐摩耗性を発揮するという。現在、２６年量産化を視野に、欧州Ｔｉｅｒ１ブレーキシステムメーカーにサンプルを提供し、電動ブレーキシステムへの適合性評価を進めているとしている。

　午後１時２０分時点の株価は、前日比１０円高の３４８７円。

提供：ウエルスアドバイザー社

　７月１日午前１１時すぎの日経平均株価は、前週末比１３２円程度高い３万９７１５円前後で推移する。朝方は買いが先行し、午前９時１８分には、同３５９円６１銭高の３万９９４２円６９銭を付けた。その後は、手掛かり材料難の中、戻り待ちの売りに押される格好となっている。

　日経平均採用銘柄では、値上がり率上位に、Ｊフロント<3086.T>、高島屋<8233.T>、川崎汽<9107.T>、トレンド<4704.T>、アマダ<6113.T>がランクイン。値下がり率の上位には、レゾナック<4004.T>、住友ファーマ<4506.T>、ＬＩＮＥヤフ<4689.T>、レーザーテク<6920.T>、日産化<4021.T>が入っている。

提供：ウエルスアドバイザー社