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2024-04-12 16:01:00.0
2024-04-12 16:01:00.0
日米首脳会談後の共同声明では、浮体式洋上風力発電における日米協力が打ち出された。日本企業の海外進出につながることが期待され、関連株をマークしておきたい。
<新素材で帝人>
声明では安全保障に対する枠組みのほか、世界的な課題の気候変動対策でも連携を強化する方針が確認された。米エネルギー省などによる浮体式洋上風力発電の技術開発に、日本が協力する格好。バイデン政権の環境イニシアチブ(補助金)に、海外勢としては初めて加わることになる。
浮体式の洋上風力は、海底に基礎を固定する従来の方式と比べてコストを抑えられる。日本では、EEZ(排他的経済水域)への設置を可能にする法整備が検討されており、3月には民間企業による技術研究組合も発足した。
関連銘柄の1つが帝人<3401.T>。同社は鉄の8倍の強度を持ち、弾性率や耐熱性に優れた素材「テクノーラ」について、洋上風力の浮体の長期係留用ロープとしての活用を模索している。
<東京綱、戸田建なども>
また、東洋紡<3101.T>も浮体式洋上風力に適した高耐久性繊維を開発し、東京製綱<5981.T>は係留ロープを新たな商機に位置付けている。
戸田建設<1860.T>は、下部をコンクリート、上部を鋼で構成する「ハイブリッドスパー型」の浮体式洋上風力を手掛ける。シンプルな構造で大量生産に向くとされ、長崎県五島市沖に建設中だ。三井海洋開発<6269.T>は、海底の基礎杭から係留した「TLP型」や緩い係留による「セミサブマーシブル型」の洋上風力に取り組む。
このほか、風力発電に使われるベアリング(軸受け)でNTN<6472.T>、ブレード用素材で東レ<3402.T>などもマークしておきたい。
提供:ウエルスアドバイザー社
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2024-03-28 12:47:00.0
2024-03-28 12:47:00.0
奥村組<1833.T>は28日、西松建設<1820.T>および戸田建設<1860.T>と、土木工事におけるシステム連携・共同利用、データ連携・活用を共に行う共同研究開発に関する契約を締結し、「土木工事プラットフォーム」の構築を開始したと発表した。
今回の3社共創の取り組みでは、各社の知識、知恵を共創し合いシステム開発の期間短縮、コスト削減を実現。さらに各社のソフトウエア・ハードウエアおよび市販ツールとの連携を行い、データ蓄積・活用の効率化を図り、生産性向上、労働時間短縮を目指すという。
午後零時47分時点の株価は、基準値比210円安の5090円。
提供:ウエルスアドバイザー社
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2024-03-27 08:37:00.0
2024-03-27 08:37:00.0
戸田建設<1860.T>株式について、シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ(シルチェスター)の保有割合が低下したことが判明した。
シルチェスターが26日引け後に提出した大量保有変更報告書によると、保有割合が前回提出時の7.01%から5.95%に低下したことが判明した。保有目的は、発行者に対して増配、自己株式の買入の頻度または総量、金庫株消却その他の資本政策の変更を要求することがあるとしている。
26日終値は、前日比8円安の1031.5円。
提供:ウエルスアドバイザー社
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2024-02-21 08:40:00.0
2024-02-21 08:40:00.0
風車を海に浮かべる「浮体式」の洋上風力発電の実用化に向けた実証実験が、来年度以降に始まると報じられた。浮体式は深い海域に向き、海底に基礎を固定する「着床式」と比べて設置実績が世界的に少ない。政府はEEZ(排他的経済水域)に洋上風力発電を設置できるよう法整備を検討している。
関連銘柄は浮体式で先行する戸田建設<1860.T>のほか、浮体設備の三井海洋<6269.T>のほか、海洋土木の五洋建設<1893.T>、東亜建設<1885.T>、東洋建設<1890.T>など。丸紅<8002.T>や日立造<7004.T>、コスモエネH<5021.T>なども。
このほか、東洋紡<3101.T>は浮体式洋上風力発電の係留ロープ向け繊維を開発。東京綱<5981.T>も係留ロープを手掛ける。
提供:ウエルスアドバイザー社